生命保険の見直し/30代で考える生命保険の見直し

30代シングルの生命保険見直し(4ページ目)

生命保険の見直しに一般例はありませんが、やはり気になるのが他の人の事例です。そこで、今回は最も読者層の多い30代のタイプ別の見直し事例をみていきましょう。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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30代独身の保険のモデルプラン

さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ本題です。
いったい、30代独身の人はどんな保険に入れば良いのでしょうか。3つのタイプでご紹介しましょう。

タイプ1
十分な貯蓄がある場合。500万円から1000万円以上の貯蓄がある場合。万一に備えても決して少なくない資産を持っています。保険は現金がたりないから必要なのであって、現金でまかなえるのであれば保険料はムダになってしまいます。
保険に加入する必要はありません。

タイプ2
貯蓄が100万円から300万円程度しかない場合。がんに罹った場合、現在の医療において健康保険適用範囲内での保険で満足できる人は少ないでしょう。高度先進医療などを選択すれば200万円300万円を超えるのにそれほど時間は必要ないかもしれません。

100万円や300万円では心もとない場合に、医療保険や、生命保険に必要性を感じるでしょう。
今後貯蓄を殖やしていく自身があれば、保険は「短期」にすべきです。

資産が増えるまでの一定期間の対策に、短期(10年から15年)の定期保険、生命保険であれば資産増にあわせた形で逓減定期保険や収入保障保険といった徐々に保障が減っていく掛け捨ての保険がニーズにあってきます。

掛け捨ての保険で備えるのであれば、保障は1000万円から2000万円というのが一般的でしょうか。現時点で持っている試算の額をここから差し引いて考えるのも、保険料を抑える。のムダのない考え方です。

お金はたまらないから長期間保険でカバーしたい。という場合は終身保険や長期平準定期保険といった貯蓄性の高い長期の保険で資産形成もかねて保障を確保するという考え方の人も少なくありません。

医療保険は、短期間であれば高額の保障(日額1万円から1万5千円)を安い保険料で得られます。したがって資産ができるまでの一時的措置としては、やはり10年から15年の短期の定期医療保険に加入するという選択肢があります。

そして、生命保険同様、お金がたまらない人は長期の医療保険、終身医療保険等で亡くなるまでの期間、保険に頼ることも一つの方法でしょう。30代であれば、月々の負担は軽くてすみます。保険金額(保障額)としては500万前後といったところが多いでしょう。
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