2007年路線価はどうなる? |
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路線価とは
路線価は、国税庁から毎年8月上旬に発表され、その年の相続税・贈与税の土地の評価の基準になります。例えば、2007年中に相続が発生した場合には、2007年の路線価が基準になります。路線価と公示地価との関係
今年の路線価はどうなるのでしょうか予想してみましょう?それには、まず、路線価と公示地価の関係を見るところから始めます。路線価は、公示地価(※)の8割といわれております。従って、3月に発表される公示地価は、8月に発表される路線価に影響します。※公示地価とは、国土交通省から3月下旬に発表される毎年1月1日現在の土地の価格のことで、一般の土地取引の際の目安であり、不動産鑑定士等の鑑定評価や公共用地の取得価格などを決める際のよりどころとなるなど、いろいろな役割があります。
路線価と公示地価の推移
公示価格と路線価の関係です。前年との変動率を紹介します。東京都に例を取ります。公示地価(商業地)、公示地価(住宅地)、路線価の順です。2003年(平成15年)△3.9、△4.1、△2.5
2004年(平成16年)△2.7、△3.1、△1.5
2005年(平成17年)△0.9、△1.7、 0.4
2006年(平成18年) 3.0、 0.8、 5.4
※△はマイナス
ここから実務家の感覚を述べます。公示地価は商業地のほうが実勢感覚(実務家の勘)変動率に近いようです。路線価は時代を少し遅れている勘はありますが時価を反映しているようです。2006年の土地価格は上昇しています。土地取引はファンド、REITが引っ張っています。