データの見方に注意が必要?
国民生活白書のデータでは、1人目>2人目>3人目と、子供費が下がっていくというデータが示されていますが、ここで素朴な疑問があります。子供が2人なら2人、3人なら3人とも、原則としてできるだけ平等にするはずです……。きょうだいはどの子もかわいい。子供費も平等にかけるはず? |
どの子もかわいいのに、3番目の子だけは高校まで……などということはありえないように思うのですが、前ページの図を見ると、2人目はともかく、3人目は教育費がぐんと下がっているのは、違和感があります。
本来は、前ページの図で2人目、3人目とされている分は、「2人目の追加分」「3人目の追加分」であって、3人きょうだいであるなら、それぞれ足し合わせて、3で割った分が、本来の3人目の分に近いのではないかと思います。
2人目は9割、3人目は8割?
ということは、1人目=10に対して、2人目=8、3人目=6
とされているのは、次のように読み替える必要がないでしょうか?
- 1人っ子の1人分=10
- 2人きょうだいの1人分=(10+8)÷2=9
- 3人きょうだいの1人分=(10+9+6)÷3=8.3
しかも、「逓減していく」「2人目は8割しかかからない」という表現は正確ではなく、それ以上かけられないために、「逓減せざるを得ない」「かけられない」というニュアンスではないかと思います。
いずれにしても、2人目、3人目が生まれたら生まれたで、なんとかやりくりして子供費・教育費をコントロールし、2人、3人の子供も育てていくこともできる……。私はむしろ、上のデータからはそんなメッセージを読み取りました。
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