なぜ14回?
出産までに妊婦が受ける検診回数として望ましいのは14回とされています。その内訳は、厚生労働省の通知によると次のとおりです。
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妊娠初期~23週まで・・・4週間に1回
妊娠24週~35週まで・・・2週間に1回
妊娠36週~分娩まで・・・1週間に1回
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検診は、通常の内容で5000~1万円かかり、負担となっていましたが、子供を産みやすい環境づくりのために、ようやく実質無料化へと進んだのです。
トータルで考えると、7万円から14万円程度の費用が浮くことになります。
実際の制度導入は……
その後、無事に制度は導入されましたが、ただし、全国一律ということではありませんでした。自治体によっては余力がなく、無料化の回数が大幅には増やせないところもあったのです。5回程度~15回くらいまで、自治体によって無料回数が異なる内容になっています。ご自身の住んでいる自治体で確かめましょう。
□□□ ガイド豊田のつぶやき □□□
出産費用の無料化も検討中で、そう遅くなく妊娠から出産までの費用の無料化が実現されそうです。それはとても良いことです。
ただ……遅すぎです! 不景気で産み控えが進みそうな事態になったからと乗り出すのではなく、もっと早く取り組むべき内容だったのではと思います。
これで出産の経済的負担はなくなったとしても、問題はその後です。子育ては、産んでから始まり、教育資金の負担は高校・大学期にピークを迎えます。根本的に教育費の無料化も進めていかないと、本当の意味での少子化対策にはならないと、私は思います。