住宅購入のお金/住宅購入の関連情報

マイホーム購入に必要なお金は?(2ページ目)

自動車を購入するとき、頭金の準備と車両価格以外の諸費用が必要になるのと同様に、住宅も購入するときに、頭金と物件価格以外の諸費用の準備が必要となります。まずは、どのくらいか目安を知っておきましょう。

村元 正明

執筆者:村元 正明

住宅にまつわるお金ガイド

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税金も含んだ諸費用の中味

税金を含んだ諸費用は「物件を購入するときのお金」と「住宅ローンに関するお金」があり、これらのお金は主にマイホームの引渡しのときに支払うことになります。

■物件を購入するときのお金
 ・売買契約書の印紙代
 ・所有権などの登記のための登録免許税と司法書士への報酬
 ・不動産取得税
 ・建物に対する消費税
 ・修繕積立金基金や管理準備金(マンションのみ)
 ・水道負担金(戸建のみ)
 ・固定資産税・都市計画税の精算金
 ・火災保険・地震保険の保険料
 
■住宅ローンに関するお金
 ・住宅ローン契約書(金銭消費貸借契約書)の印紙代
 ・ローン保証料
 ・融資事務手数料
 ・抵当権設定費用(登録免許税と司法書士への報酬)
 ・「つなぎ融資」に関する費用
 ・団体信用生命保険の保険料(公庫融資、フラット35など)

物件価格3,500万円の新築マンションの諸費用の目安
諸費用の目安
物件購入と住宅ローンに関する諸費用の目安です。物件によって異なるので、必ず不動産会社に事前に確認する必要があります。このほかに引越し代や新しい家財道具の購入費が必要となります


その他の諸費用も忘れずに

その他の諸費用も忘れてはいけません。それは、引越し費用や新居用の家財道具や家電製品の購入費用です。特に、新居に合わせたカーテンや家具、照明、エアコンやテレビなど家電製品の購入が多く見られます。

以上のように、住宅を購入するときは、「物件価格の3割(頭金2割+諸費用1割)のお金を現金で準備しておくこと」が理想的といえます。

なかには、今から物件価格の3割のお金を準備することは難しいという人もいると思います。実際には、物件価格の3割のお金を準備できていない人でもマイホームを購入しています。

次回は、自己資金が物件価格の3割未満や、頭金が物件価格の2割も現金で準備できない場合の対処方法や注意点について説明します。

【関連記事】
「自己資金、頭金が少ない場合の対処方法」
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