医療保険/医療保険関連情報

月収15万円の人が考える医療保険

もし病気になって入院や手術をし、治療費等に100万円かかることになったらどうしますか?貯金がありますか?親から借りますか?それとも治療することを止めますか?

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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病気やケガで治療を目的とした入院・手術をした時に給付金がもらえる医療保険は、既に多くの日本人に知られ、多くの人が加入している保険となりました。民間の医療保険は、主に公的な健康保険だけでは心配な人が、任意で経済的負担に対する備えをしていくためのものです。

医療保険に加入しても、病気やケガを回避することや幸せになることはできませんが、多額な治療費を負担した事でその後の生活が困窮してしまうようなことは回避できるはずです。経済的にかなり余裕のある人や、保障が十分確保されているような環境の人は必要の無いものかも知れませんが、逆に経済的余裕のない人は、辛い生活を送る確率を減らす為にもきちんと保障を確保して欲しいものです。

しかし、現実は経済的余裕のない人ほど、保険料負担を嫌って加入していないようです。

そこで、経済的余裕のない人でも安心した生活を送って頂くために、どうしたら医療保障を確保できるか、東京郊外で一人暮らしをしている30歳独身女性をイメージして考えてみました。

何故医療保険が必要なのか?

医療保険ってどうして必要なの?
医療保険ってどうして必要なの?
まずは何故医療保険が必要か考えてみましょう。5年前だったら健康に不安も少なく、多少無茶をしても問題はなかったので、「自分は健康だから病気にはならない。だから医療保険はいらない。」なんて豪語できたかも知れませんが、30歳になり徐々に変化が生じてきました。腰まわりには脂肪がつき、疲れも取れにくくなってきて、会社で実施する健康診断でも最近は結果がA(良好)ではなくなってきました。

親はもうすぐ定年退職して年金生活者となり、甘えるどころか近い将来自分が面倒を見ていく事になるかも知れません。自分自身も良い人にめぐり会えたなら結婚をしたいと思っているし子供も欲しい。

そのような状況下で、もし病気になって入院や手術をし、治療費等で100万円が必要になったらどうしますか?使う予定のない貯金が100万円ありますか?30歳にもなって親から借りますか?治療するのを止めますか?

月々の保険料は収入の何%くらいが適正?

生命保険の保険料負担は一般的には世帯収入の5~10%と言われていますが、この数値には年金保険や学資保険などの貯蓄性商品の保険料も含んでいるので、保障としての部分はおそらく5%以下と思われます。そのうち医療保険の保険料負担となると、多くても2%くらいではないでしょうか。月収15万円であれば、医療保険の月々保険料は3000円くらいを目安として考えてみると良いかと思います。
※個々の状況によって必要とされる保障は異なります。

次のページでは保険料の捻出方法や加入可能な保険を紹介します。
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