保険代理店
駅前には保険代理店も多い |
営業スタイルとしては、来店型が増えてきていますが、生命保険会社営業担当のように個の力で活躍している人も多くいます。組織がそれほど大きくない分、代理店独自のスタイル(企業との提携など)を持って取り組んでいる場合もあるようです。
■良い点
何ヶ所も訪ねることなく一ヶ所で、多くの保険会社の商品を検討でき、自由な組合せで加入できることが魅力です。また営業担当者の異動もほとんどないので、加入から何十年もの長いお付き合いが可能ですし、お付き合いしたくなるような人格的にも素晴らしい人が多くいます。
■注意点
代理店によってまたは担当者によってレベルの差が大きいと言えます。医療保険の取扱い経験が多い担当者であれば安心ですが、普段の取扱いが損害保険中心だったり法人用保険中心だったりすると、医療保険のことはサッパリわかっていない人もいるので見極めが重要です。
保険代理店が破綻しても加入している保険が無くなることはないので、代理店の財力や知名度はあまり重要ではありませんが、あまりにも弱小だと突然保険代理店業を辞めるかも知れません。その場合、自分の担当者が移籍する場合はその代理店へ、そうでない場合は他の代理店やお客さまサービスセンター扱いになるのでお気をつけ下さい。
銀行・証券
銀行や証券会社も代理店として近い将来、既に取扱っている年金商品等と同じように窓口で医療保険・がん保険の取り扱いが開始される予定です。■良い点
大手の銀行や証券会社であれば、一般的に信頼性や知名度が高いので、相談に行きやすく加入もしやすくなるかと思います。複数の保険会社商品を取扱うでしょうから、何ヶ所も訪ねることなく一ヶ所で、多くの保険会社の商品を検討でき、自由な組合せで加入することも可能かと思われます。
■注意点
銀行や証券会社の窓口は営業時間に限りがあったり、活動エリアに限度があったり、さらに異動もあるので営業担当者との深いお付き合いは難しそうです。また業務が非常に多種である為、医療保険・がん保険の専門的な知識を期待することも難しいかもしれません。取扱う保険商品や勧められる保険商品に系列等や戦略上の影響で偏りが出る可能性もあるので注意が必要です。
住宅ローンにセット
この場合、医療保障等に選択の余地はほとんどありません。選んだ住宅ローンに医療保障等を付けるかどうかの判断になります。住宅ローンの選択自体は、医療保障の内容よりも、金利水準や諸手数料などで判断して下さい。加入した場合は、既存の保障内容を見直してみると良いです。まとめ
医療保険・がん保険の加入経路はいろいろあり、どこで入るか誰から入るかは、勿論加入しようとしている人の自由です。ただ、保険の仕組みは規制緩和とともに複雑になってきており、一般の消費者が全てを理解するのは大変な事です。保険に加入して安心するには、困った時には助けてもらえそうな信頼できる営業担当者に出会い、長いお付き合いをしていくことも大事なのかも知れません。それと自分より長生きしてくれそうな人が良いですね。また、保険について中立的なアドバイスやプランニングをして欲しいときは、生命保険に詳しいファイナンシャルプランナーに相談してみるのも良いかと思います。