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加入した保険を続けられなかったその理由?

自分が死んだ時や、病気やケガで入院などをしたときのために加入した保険なのに、自分が死ぬ前に保険が先に死んでしまった人がたくさんいます。何故そうなってしまったのでしょうか?

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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死亡保険や医療保険にせっかく加入したのに、続けられずに途中でやめてしまう人がいます。将来もし死んでしまった時、病気で入院してしまった時に困らないよう加入したはずですが、自分が死ぬより先に保険が死んでしまっては意味がありません。

もちろん前向きな考えで保障を見直そうと考え、信頼できる保険の営業担当者やファイナンシャルプランナーの助言を得て、安心できる保険に加入したあとに、今までの保険を解約するような場合は何ら問題ないのですが、中には決して良いとはいえない理由で続けられなかった人もいます。

続けられなかった理由にはいくつかのパターンがあります。その中に、もし自分にも思い当たるところがあるのなら、早めに対策を講じておくよう心掛けましょう。

仕事上の理由で止むを得ず

車を売るたびに保険の加入と解約を繰り返している人も
車を売るたびに保険の加入と解約を繰り返している人も
  • 自動車販売の営業をしているAさんが、お客として来店した保険の仕事をしているBさんに「君から車を買うから、保険も考えてくれないかな?」と言われ、Aさんは自分の営業成績の為にも承諾し、月々3万円の貯蓄性がある死亡保険と医療保険に加入しました。

    それから半年後、お客として来店したCさんがまた保険の仕事をしており、同じように「君から車を買うから、保険も考えてくれないかな?」と言われ、営業成績の為にも承諾し、その結果Bさんから入った保険を解約する事になってしまった。

営業の仕事をしている会社員や自営業者に多くみられます。受注のための交換条件として切り出され、背に腹はかえられず加入してしまいます。ただ、同じようなお客さんに遭遇するとまた保険のお付き合いをする羽目になります。このような人は保険を営業のツールとしてとらえているので保険は長続きできません。

営業の戦略としてギブ&テイクも大事でしょうが、保険は車等とは違って何十年もの長期にわたって加入するものです。加入と解約を繰り返しているとどんどん条件が悪くなり、貯蓄性の保険であればいつになっても貯まらず、身を削り続けいつか高い代償を払う事になります。

当の本人は仕方がなかったと言い訳するでしょうが、保険を利用しないと受注できない営業スタイルでは、仕事と保障の将来がとても心配です。


まだまだある保険を続けられなかった理由?
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