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住宅購入者&住宅購入予定者に聞きました

みんなの住宅購入アンケート

Q7
住宅ローン、金利は固定派?変動派?

利用した(利用する予定の)住宅ローンの種類を教えてください。
上の質問にチェックしてみんなの回答を見てみよう
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利用した、または利用したい「ローンの種類」は、住宅購入者では変動金利が39.6%となっており、全期間固定金利の31.9%をやや上回りました。購入予定者は未定が39.7%と最多で、全期間固定と変動は20%程度とほぼ同数になっています。
プロの意見 住宅購入の費用・税金 ガイド 大石泉さん

住宅情報誌編集経験のあるファイナンシャルプランナーが、キャリアコンサルタントの知識を活かし、ライフプランから自分らしい住宅購入をアドバイスします。

購入者の場合、変動金利型と全期間固定金利型を選ぶ割合に若干差がありますね。それは、借入時の金利の状況にもよります。両者の金利差が縮小してくると全期間固定金利型の魅力が増しますが、低さを重視すると変動金利にはかないません。変動金利は、店頭金利から優遇という形で金利がマイナスされ、非常に低い状況です。例えば、店頭金利が2.475%で、そこから-1.8%優遇が適用されると0.675%。金融機関によって、店頭金利も優遇幅も異なります。また、金利優遇が段階的で当初は大きく、途中から小さくなったり、全期間を通じて同じだったり、また、金利は低いが手数料が高い、金利は高いが手数料が安い、など同じ金融機関であっても住宅ローンによってプランはさまざま。トータルコストや自分の使い勝手を考えないと、最適な住宅ローンが選べない状況です。住宅購入予定者の4割近くが「未定」と回答することに共感します。

変動金利型を利用する場合は、Q4でお伝えした、収支の中に金利上昇時に対応できるゆとりを見込んで毎月返済額を計算し、借入額を試算することが大切です。金利上昇時に対応できるゆとりとは、例えば、金利が2%上昇しても家計収支で吸収、対応できるような「のりしろ」であり、車のハンドルの「遊び」のようなものです。この低金利がずっと続かずに、住宅ローン返済中にもし金利が上がったら?収支に余裕がなく、家計が赤字になったら?その時、教育費のピークだったら?最悪のケースを想定してシミュレーションしておくと安心です。
フラット35』など、全期間固定金利型の場合は、金利変動リスクを気にしなくてよく、家計管理しやすいというメリットがあります。ライフプランの中で出費が変わる要素が少なくなるので、教育費などが上がって家計が苦しい時期も事前に想定しやすく、安定感があります。

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提供: 独立行政法人 住宅金融支援機構
掲載期間:2016年6月15日〜2017年3月31日【PR】