住宅情報誌編集経験のあるファイナンシャルプランナーが、キャリアコンサルタントの知識を活かし、ライフプランから自分らしい住宅購入をアドバイスします。

「考えていない・わからない」という答えが多いのは気になります。購入予定者だけでなく、すでに購入されている方も、準備が整っていない状況だとすれば由々しき問題です。特に、変動金利型、固定金利期間選択型を利用されている方、利用予定の方は、金利上昇の対策を考えておくべきだと思います。
「借り換えをする」という方が多いですが、変動金利が上がったから固定金利に借り換えようとしたときには、すでに固定金利も上昇していて、借り換え可能な水準を超え、さらにアップしている可能性もあります。
変動金利型を利用している方には、「毎月、金利を指差し確認しましょう」とアドバイスしています。自分が借りている金利が、前月と比べて上がった下がったという現象を見てしまいがちですが、そうではなく『フラット35』など借り換え対象となる固定金利の住宅ローンの金利をチェックしなければなりません。返済可能な金額をしっかりとシミュレーションして、「固定金利が●％に上がってきたら借り換え準備を始める」など、ターゲットになる数字を具体的に決めておくことが肝心です。イザというときに慌てないよう、ぜひ十分な準備をしてください。備えあれば憂いなしです。