住宅情報誌編集経験のあるファイナンシャルプランナーが、キャリアコンサルタントの知識を活かし、ライフプランから自分らしい住宅購入をアドバイスします。

多くの方が、結婚や出産、子供の入学など、人生の節目を迎えるときに住宅購入を考えるのではないでしょうか。購入の際に大切なのは、まず自分のライフプランを作ってみること。ライフイベントを想定し、それぞれの必要費をプランニングしていきますが、特に「教育資金」「老後資金」そして「住宅資金」は、人生の3大支出と言われ、そのコーディネートが重要です。３大支出それぞれの、一番お金がかかる時期はずらしたいものです。
ですが、教育費が最大となる子供が大学に通う時期や、老後資金の準備開始時期はおおよその目途がつき、簡単に動かすことはできません。一方の住宅資金は、自分の意思や希望で、タイミングや金額を調整することが可能です。夫婦の年齢を重視した住宅購入予定者の半分強が40代、50代であったことも、3大支出と無関係ではありません。教育資金がかさむ時期や退職後に、住宅ローン返済が負担とならないよう上手にコントロールしてください。
将来の収入や教育資金・生活費等の支出に不確定要素が多いなら、返済額を固定できる『フラット35』などの全期間固定金利型を選んで、住宅資金を安定化させるのは安心材料となるでしょう。