国産DAWとして独自の進化をする、SingerSongWriter10(3ページ目)

独自開発によるボーカルエディット機能などを搭載

オーディオ機能もなかなか充実しています。その中でも今回の目玉ともいえるのが、ボーカルエディット機能です。一言でいえば、MelodyneやV-VOCALのような機能といえば分かりやすいかもしれません。そう、ボーカルをピアノロール風に分析、表示させた上で、タイミングやピッチなどを自在にエディットできるという機能です。

ただ、現在あるDAWの事例を見ていると、こうした機能を他社から買ってきてエンジンを搭載しているというケースが多くなっているのですが、SSW 10は自社開発、オリジナルのエンジンを使っているんですよね。ホントによく頑張っているな、と応援したくなる力の入れようです。

また、このボーカルエディタ以外にも、リアルタイムにピッチ補正を行うPitch Correctという機能を搭載したり、歌声のピッチやフォルマント（声色）を変化させることができるプラグインエフェクトを搭載するなど、歌声にこだわった機能が数多く新搭載されたのもSSW 10の特徴です。

さすが数多くのVOCALOID3ライブラリを手がけているインターネット社ならでは、という機能ともいえそうです。そう、これらボーカル関連の機能は何も人間が歌うボーカルに適用させるだけでなくVOCALOIDによる歌に適用させても大きな威力を発揮させることができるのです。

ちなみに、VOCALOID3 EditorとSSW 10をReWire接続するための機能も搭載されているのも見逃せない大きなポイントですね。

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