メンタルヘルス/心の病気の治療法・セルフケア

呼吸を変えて自律神経の乱れを整える(2ページ目)

落ち込んだときに出る「ため息」は、本能的なリカバリーショット。吐く息を長くする呼吸法を意識すれば、自律神経のバランスを整えられます。日常生活では、できるだけ「ゆっくり」を意識しましょう。

小林 弘幸

執筆者:小林 弘幸

医師 / 自律神経ガイド

寝る前に翌日のスケジュールを確認することも大事

毎晩、寝る前に翌日のスケジュールを確認し、心を穏やかに保つ習慣を身に付けることも大事です。明日は何時に起きて、まず何から始めたらいいのかを前の晩に落ち着いて確認し、頭を整理しておけば、安心してぐっすり眠ることができるし、翌朝も余裕をもって行動できます。その結果、副交感神経のレベルも上がってくるのです。

反対に、自律神経バランスを良好に保つ上で、突発的な予定変更や急激な行動の変化というものが、最も良くないことなのです。発車間際の電車に駆け込んでドキドキしたり、予定外のスケジュールに追われてイライラしたりすると、副交感神経の活動レベルはどんどん下がっていってしまいます。したがって、日常生活で常にゆとりをもって、「ゆっくり」と行動することが、自律神経バランスを良好に保ち、体の免疫力を高めることにつながるのです。

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