日本酒/酒造、酒蔵訪問

蓼科高原茅野で地酒と極上ジビエを堪能する(2ページ目)

スキー場やゴルフ場、別荘に数々の温泉宿が点在する長野県茅野市は、狩猟の神様、諏訪大社より「鹿食免(かじきめん)」を頂戴する地域。そう、神様から狩猟動物を食べてもいいと許可された特別な場所なのだ。今回は、極上のジビエ料理と地酒の組み合わせを人気の欧州料理レストランで堪能する旅をご紹介。茅野市のナショナルブランド「ダイヤ菊」の蔵リポート、信州味噌蔵や地酒ケーキの情報もあわせて、どうぞ!

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

茅野のナショナルブランド「ダイヤ菊」と諏訪地酒

ダイヤ菊概観

寒風吹きすさぶ茅野の冬に「寒仕込み」が行わ、すっきり辛口が生まれる

諏訪周辺にはたくさんの日本酒蔵元が点在する。茅野を代表するのが「ダイヤ菊」のブランドで知られる諏訪大津屋本家酒造株式会社だ。

創業は、享保2年(1717年)。諏訪高島御用商人の米問屋からのスタートだ。大正3年(1914年)に酒造業をはじめ、「ダイヤ菊」「ダイヤ鶴」のブランドは人気となる。

 

辛口

お燗にぴったりの「辛口」

昭和年間には、映画界の巨匠、小津安二郎監督に愛されたことでも知られている。諏訪の酒はやや甘味があるところが特徴だけど、この「ダイヤ菊」は、引き締まった辛口で、地元の日本酒ファン・辛口ファンに根強い人気を誇っている。

 

レトロ看板

売店入り口は、レトロ感満載の看板が迎えてくれる

お蔵は基本見学を受け入れていないが、販売店があり、いつでも購入できるシステムだ。この日は特別に蔵内をご案内いただいた。お話を伺うのは、「ダイヤ菊」を50年間作り続けている諏訪杜氏の矢沢さん。実のところ、何度か変わっている蔵元(オーナー)よりも長くここに勤める生き字引のような人なのだ。

 

麹室

仕上がった麹を前に、矢沢杜氏。酒造り真っ盛りの時期の訪問だった

米は、地元米や山田錦が主体。現在は800石を丁寧に造る。井戸水を使用し、酵母は主に9号酵母と1801酵母。華やかな中にも落ち着きのある仕上がりになる。

 「地元では辛口といわれています。ほかの蔵元さんの酒は甘口が多いんです。自分としては、辛いながらもまろやかさのある酒を目標にしています」とおっしゃる。レギュラー酒は日本酒度+3、酸度は1.5程度。きわめて辛口の数字ではないが、口に含めば、さらりとし滑らかさと優しい旨みがあり、後味がキレよく飽きない味だと思う。

 

レトロ瓶

レトロ瓶がかわいい

地元のおじいさんお父さん(お母さんもだけど)の晩酌は、みんなこの「ダイヤ菊」。地元に愛される飽きない酒。それが「ダイヤ菊」だ。今回は鹿などのジビエとの相性を体験したが、春なら山菜、夏なら川魚、秋ならきのこ……など地元の身近な食材との相性もよさそうだ。

 

寒しぼり

この時期なら「寒しぼり」

諏訪大津屋本家酒造株式会社

住所:長野県茅野市ちの2998番地
TEL:.0266-72-2118
FAX:.0266-72-2780

 

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