セクシュアルマイノリティ・同性愛/ゲイライフ

「洋上の楽園」ゲイクルーズをレポート!(1)(2ページ目)

10月後半にダンナといっしょに参加した7泊8日のゲイクルーズのレポートをお届けします。誰もが自分らしくいられて、最高に素敵な時間を過ごせて、世界中のゲイたちと友達になれる…夢のような、本当に素晴らしい1週間でした。ダンナにとってはたぶん一生に一度の忘れられない体験になったはずです。

後藤 純一

執筆者:後藤 純一

同性愛ガイド

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Atlantisクルーズとは?

Atlantis

Atlantis社の公式サイト。ぜひ一度見てみてください

「Atlantis社は世界最大のゲイ&レズビアン旅行会社。毎年2万人のお客さんをおもてなししています。世界最高クラスのクルーズやリゾート、伝説的なクラブパーティを手配し、世界中から様々なゲイ&レズビアンのグループを集め、フレンドリーで誰もが快適に過ごせるようなイベントで歓迎しています。そこでは誰もが自分らしくいられるし、最高に楽しい時間、夢のような時間を過ごすことができます」とAtlantis社のサイトに書かれています。それはウソでもおおげさでもなく、本当にその通りだと実感できました。

今回僕らが参加したのは、Atlantis社が毎年10月に行っている「メキシカン・リビエラ・クルーズ」。サンディエゴを出発し、メキシコ西海岸(いわゆるメキシカン・リビエラと呼ばれる美しい海岸)のサンルーカス岬、プエルトバラータというリゾート地に寄港してロサンゼルスに戻るという7泊8日のコースでした。
他にも、世界最大の豪華客船で行くカリブ海クルーズ、ヨーロッパクルーズ、アジアクルーズ(昨年初開催。残念ながら、当面、開催は未定です)などもありましたが、このコースが最もアジア系の人たち(およびアジア人好きな人)が多く、フレンドリーで参加しやすいということでした。

OOSTERDAM

全容を写真に収めるのがとても難しい、本当に大きな船です!

僕らが乗った船「OOSTERDAM」は、全長936フィート(285m)、1916人収容の豪華客船です。
屋上にプールが2つ(うち1つは全天候型で屋根が開閉できます)、ジャグジー、サンデッキがあり、24時間食べれるビュッフェ、豪華ディナーホール、ビンテージ・バー、コンサートホール、クラブ、映画館、カジノ、スパ&フィットネス、バスケットボール・コート、ショッピングモール、会議用スペースなどがあります。
昨年の「Mariner of the Seas」よりは一回り小さい船でしたが、それでも十分すぎるくらいゴージャスな船です。(ちなみに日本最大の豪華客船は「飛鳥2」。約800名収容)

ゲイクルーズ

寄港して、町から船に戻ってくると、こんなふうにライトアップされていました

豪華客船の旅自体は、日本でも横浜や神戸から出航するツアーがいろいろあって、たとえば「飛鳥2」のクリスマスクルーズ(2泊3日)はいちばんランクが下の客室でも110,000円です。今回僕らが参加した7泊8日のゲイクルーズは、たったの900ドル(約72,000円)。ものすごく良心的な価格設定なのです。
船内にはゲイのボランティア・スタッフの方たちなどもいて、たぶん、けっこう採算ギリギリでやってるんだろうな…と思いました。Atlantis社は、単に儲けのためにやっているのではなく、世界中から集まるゲイたちのために、「誰もが自分らしくいられ、最高に楽しい時間、夢のような時間を過ごすことができる」ようにという心意気で、このクルーズを運営しているのです。

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