食と健康/旬・季節の食事の食べ方・レシピ

夏バテ回復に、旬のとうもろこし(2ページ目)

お祭りやイベントなどでこんがり焼いたとうもろこしをかじる姿は、夏の風物詩。とうもろこしには、夏バテしやすい時期に役立つ栄養素が豊富に含まれています。旬のとうもろこしの栄養の魅力と、美味しいとうもろこしの茹で方、選び方についてご紹介します。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド


夏の疲労回復に役立つとうもろこしの栄養素

スイートコーンは、穀物野菜の要素を合わせもっているため、糖質・タンパク質・脂質の三大栄養素が含まれていますが、穀物のとうもろこしと比べると、野菜のとうもろこしは三大栄養の含有量は約3割程度少なくなります。

またタンパク質には必須アミノ酸の中で、疲労回復に役立つアスパラギン酸などを含みます。ただしリジンやトリプトファンが少なめなので、大豆や卵・乳製品・肉類などを補うと、タンパク質の価値を高められます。

トウモロコシ,栄養素

 

また胚芽の部分には、夏バテ回復に役立つビタミンB群が含まれています。糖質などのエネルギー代謝などに不可欠なビタミンB1、また脂質の代謝に関わり成長や細胞の再生に必要なビタミンB2が多く含まれています。また穀物よりも野菜の方が、葉酸は多く含まれています。

他にもカリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分、リンなどの各種ミネラルなどをバランスよく含んでいます。

食欲がない季節、口当たりのよい冷たいデザートばかり食べていると、ビタミンB群は不足しがち。様々な栄養素を含んだとうもろこしは、おやつにおすすめです。省エネで暑さを我慢している時には、冷製コーン(牛乳+卵を加えて)スープにすると、おいしく食べられ、栄養のバランスもよいでしょう。

とうもろこしの黄色い色素は、カロテノイドの一種のゼアキサンチンとルテインです。これらの成分は、人の網膜に存在するカロテノイドとして知られ、目の網膜を保護し老化に伴う目の病気を防ぐ効果があると考えられ、近年注目されている成分です。

ただしとうもろこしに含まれているカロテノイドは、それほど多くはありませんので、とうもろこしを食べれば目の病気を予防できると誤解しないようにしてください。

とうもろこしに含まれている食物繊維の多くは、水に溶けない不溶性ですから、便秘解消を促すと言われています。全体の含有量は、特別多くはないのですが、粒皮の部分が固いため消化が悪いので、胃腸が弱い人等、冷たいものを食べ過ぎておなかが緩い時などには、気をつけてください。

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