まだまだある健康に役立つ成分
■生活習慣病予防生活習慣病は、肥満のほかにも、血圧やコレステロール等が気になりますが、カテキンは、抗酸化作用により、悪玉コレステロールの酸化を防ぎます。またカテキンは血糖値の上昇抑制、抗ガン作用、血圧上昇抑制作用など、生活習慣病の予防に有効な成分として注目されています。
もちろんその有効性を否定する調査や、また緑茶の40倍の高濃度のカテキンはDNAを傷つけるという報告もあり、どの程度の摂取量や条件でどのような作用があるのかは、今後も研究が重ねられていくことでしょう。
■リラックス効果
新茶には、特に旨味であるテアニンが多く膨れています。 |
緑茶には、カフェインがあるので、神経を刺激して脳を活性化する飲み物と思いがちですが、リラックス効果もあります。緑茶に含まれるテアニンというアミノ酸は、脳神経をリラックスさせる働きがあります。新茶には、このテアニンがより多く含まれています。
■おなかの健康に
カテキンには、強い殺菌力があり、胃潰瘍の原因とされるピロリ菌や、食中毒の原因となるO-157菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌などを退治するほどです。
■お肌の老化防止
お肌のシワ・シミは、紫外線やストレスなどにより活性酸素が増えることが原因。緑茶は、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEが含まれています。特にビタミンCは、コラーゲンの生成に欠かせない栄養素で、シワ予防に働きます。また緑茶は活性酸素を除去する抗酸化力の強いカテキンが含まれています。
■アレルギー予防
緑茶のカテキンは、花粉症などのアレルギー症状を抑える効果なども知られていますが、今特に抗アレルギー作用の強いことで注目されているのは、メチル化カテキンで、これはウーロン茶や紅茶系の茶葉に多く、代表的な緑茶系茶葉にはほとんど含まれていません。
他にも、二日酔い解消、口臭予防、虫歯予防など、幅広い働きが知られています。
緑茶に含まれている成分とその機能は、財団法人世界緑茶協会のサイトにも詳しく紹介されていますのでご覧ください。
ただし、緑茶さえ飲めば病気が改善するというものではありません。あくまで緑茶に含まれている成分について研究した結果にすぎません。
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