食と健康/旬・季節の食事の食べ方・レシピ

春は苦みで冬に貯めた老廃物を出そう(3ページ目)

「春は苦みを盛れ」と言いますが、食養生では苦みのある山菜は、冬の間に貯めた毒を出すといいます。科学的に見ても、有効な成分を含んでいるようです。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

山菜を楽しむときの注意

山菜の天ぷら
山菜料理はいろいろとありますが、おすすめはやはり天ぷら。

■山菜はアクが強いものですから、成分のなかには採り過ぎるとよくないものもあります。きちんとアク抜きをすること、そしてカラダによい成分が含まれているからと言って、毎日大量に食べるなどナンセンスなことはしないこと。

■山菜や野草を摘む時には、ルールがあります。ルールも知らずに乱獲し、地域に迷惑をかけることもありますので、気をつけてください。
・植物採取が許可されている場所で採ること。
・毒草と見分けがつきにくいものもあるので、山菜などに詳しい人と行くこと。わからないものは食べないこと。
・食べる分だけを摘み、根こそぎ採らないこと。

おすすめは、天ぷら

山菜は、種類によって、ゆでて水にさらす、重曹を入れた水で茹でるなどの処理方法が異なりますので注意してください。

また山菜は鮮度が落ちやすく、手に入れたらすぐに、アク抜きをするか調理しましょう。

私のおすすめは、やはり天ぷらですね。天ぷらは揚げることでアク抜きもでき、ほとんど下ゆでせずに揚げられますから、栄養の損失も少なくてすみます。子どもでも食べやすく、「春には苦みを盛れ」という食文化を伝える意味でも、ぜひ食卓にのせてみてください。

参考/食材健康大事典(時事通信社)
/山菜の健康(山菜)
/農林水産研究wwwサーバー
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