悟空茶荘で雲南白茶を愉しむ(2ページ目)

餐月とは美しい満月のように純粋で清らかなお茶

悟空茶荘でほっこりする

今雨軒の娘さんであり、美しく茶を淹れる技術を持つ劉さんが、今京都大学に留学している関係で、なんどか直接にお会いし、彼女が持ち帰ったお茶を飲ませてもらう機会に恵まれたガイドひらたとしても、この白茶の存在は、すこしばかり驚きでした。

しかし、かといって、入手できないというほどではなく（20g　945円）、きっと今雨軒で扱うお茶としては高級というお茶ではないのかもしれません。

雲南大葉種の白芽で作られた白茶

この茶は雲南省西双版納景邁山（けいまいさん）で雲南大葉種から作られた白茶で、その名前「餐月」は、「美しい満月のように純粋で清らかなお茶」という意味なのだそうです。

若い普シ耳茶や南糯白亳に通じるさわやかな柑橘系の香りとシ真紅にも通じるほんのりとした甘みのある香りが、柔らかい白茶の味わいにマッチして、滑らかに喉をすべり落ちていきます。

中華街を歩き疲れた午後、少し待って席に着くことのできた悟空茶荘で、ほっこりと餐月を楽しむ。とても贅沢な時間だと思います。

悟空茶館
住所：横浜市中区山下町130
電話：045-681-7776
営業：10:30～21:00(2Fは11:00～)
定休：第3火曜日