部屋探し・家賃/家賃・敷金・礼金

豆知識その11 意外な初期費用にご用心!

賃貸住宅を借りるときに必要だと言われる初期費用。「家賃の6ヵ月分が目安」と言われていますが、実際にはそのほかにも雑費がかかります。当たり前の雑費から、へぇ~と思うものまで、まとめてご紹介!

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

賃貸を借りるときにかかる初期費用といえば、一般的なのは礼金+敷金+仲介手数料+前家賃=家賃の約6か月分。でも、実際にはこれだけではありません。ほかにもこまごまとした費用が必要になります。その見積もりをあらかじめしておかないと、足りない!なんてことになってしまうかも・・・では、どんなものがあるのか見てみましょう!

保険

火災保険
火災保険への加入は賃貸借契約を結ぶときに義務付けられています。
大家さんからの借り物である賃貸に住むのですから、たいていは保険に加入することは必要になります。とくに、火災などの万が一に備えた「火災保険」への加入が義務付けられており、費用は2年間で1~2万円程度。2年後に部屋を更新するときには、再度保険に加入する必要があります。
(保険についての詳しい記事はこちら⇒「契約時の『保険』ってなに?」)


鍵の交換代

入居するときには、一般的に鍵は以前のものもと交換されています。その鍵交換代を入居時(または退去時)に請求されるケースがあります。費用は1~2万円程度。


除菌

管理会社によっては、室内清掃とは別に除菌を行い入居者負担にしている場合があります。費用は5000円~1万円程度。追加の清掃をしてくれます。普通の掃除だけでは、なんとなくいやだな~と感じる人は、除菌をしてもらえると嬉しいかもしれませんが、除菌内容をよく聞いてみたほうがいいでしょう。


消耗品交換代金

電球や水道蛇口のパッキン等の消耗品を入居時に請求されるケースもあります。費用は5000円~2万円程度。


入館料、入居一時金

計算する男性
家を借りるときの費用は余裕を持って計算しておきましょう。
礼金・敷金ナシの部屋で、入館料(入居一時金)が請求されるケースがあります。性質は礼金と同様と考えられます。物件によって数万円~20万程度。


契約事務手数料

貸主と契約すると仲介手数料はかかりません。しかし契約書作成したりする手間がかかりますので、貸主が契約書を作成し1~2万をその事務手数料として借主に請求するケースがあります。


当月家賃

これは、ちょっと他の項目と性質が違いますが、説明しておきましょう。家賃は当月家賃を前月末に支払う慣習になっています。したがって月なかばに契約して居住すると翌月家賃に加えて、当月家賃(月家賃を入居日数で日割りしたもの)を契約時に支払うことになります。

ネットなどの広告には、賃料・管理費・礼金・敷金といった項目はでていますが、上記のような細かい費用まで掲載されていないケースが大半です。問合せをするときに、礼金・敷金以外にどんな費用がかかるかを聞いておくことをオススメします。

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