部屋探し・家賃/家賃・敷金・礼金

もうすぐ梅雨。敷金を左右するカビに注意(2ページ目)

日本特有の季節を肌でひしひしと感じる季節がもうすぐやってきます。それは梅雨。それほど激しくはないけれど、長期にわたってしとしとと振り続ける雨が、賃貸にも大きな影響を及ぼします!

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

簡単にできる「梅雨対策」



今年こそ、カビを生やさない暮らしを心がけてみましょう。
窓
換気は簡単にできるカビ対策のひとつ。こまめに窓を開けるように!

換気が一番のキーポイント
カビは高湿度を好みます。そこで、室内の湿度を下げるのが最も手早い方法。最近の建物は、サッシの機能が向上しているため、窓を閉めていると空気の通り道がありません。雨があまり降らない日には、窓を開けて換気をしましょう。日中、部屋にいない人は特に注意してください。高湿度に加えて、高温になるとさらにカビが好む条件をそろえてしまいますから、夜部屋に帰ったら窓を開ける、換気扇を回しておく、小窓を少し開けておく(もちろん、防犯には注意!)など、湿度調節をすること。


扇風機やエアコンを上手に使う
換気に役立つのは、扇風機。窓を開けて、扇風機をしばらく回しておくと、空気を循環させることができます。少し上向き加減でまわすのがポイント。また、押入れやシンク下、タンスなどの中にもカビは発生しますので、戸を開けて扇風機を回しましょう。
また、エアコンの除湿機能を使うのも手。ただし、エアコンを稼動させる前に掃除をしておくこと。エアコンのフィルターにもカビは生えます。そのままエアコンを動かすと、カビを部屋中に撒き散らすことになってしまいます。

家具・家電は壁から5センチ離して置く
壁にぴったりくっつけて家具や家電を置くと、その裏側にはカビが生えやすくなります。5センチほど離して置くと、裏側にも風が通りやすくなるので、カビが生えにくくなります。

過剰な観葉植物を室内に置かない
ユッカ
観葉植物は呼吸する。室内にたくさん置くと空気は清浄してくれるが、その分湿度は高くなる。何事も程々に

グリーンが室内にあるのは心を落ち着かせてくれますし、空気も清浄化してくれるのでいいことも多いのですが、実はカビが生えやすくなる原因にもなってしまいます。植物をたくさん置いていると、それだけで湿度が上がってしまうのです。大きな観葉植物はベランダなどで鑑賞するようにしましょう。

基本は予防すること
カビが発生してから掃除をするのではなく、「発生しないように掃除をする」ことを心がけて。掃除は面倒だし、時間もないからあまりやらない・・・という人も、この時期は掃除機をかけたり、拭き掃除をするなど、ちょっと手をかけるとカビに悩まされなくなります。

くれぐれもカビが生えているのに放っておくことのないように!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます