腰痛/腰痛の原因・しくみ・腰痛に潜む病気

レントゲンで発見!腰椎分離・すべり症とは

腰椎の一部が切れてしまう「腰椎分離症」と腰椎が滑ってズレてしまう「腰椎のすべり症」が、腰痛の原因になっている場合があります。レントゲンで診断可能なこの状態、いったいどのようなものなのでしょうか?

執筆者:檜垣 暁子

更新日:2006年12月20日

この記事の担当ガイド

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カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっています。読者の皆さんの肩こり・腰痛の緩和や予防に役立つよう、詳しい情報をお伝えしていきます。
腰痛
腰椎の状態がレントゲン検査により明らかになる場合があります。
「腰椎分離症」「腰椎分離すべり症」という名前をご存知でしょうか? 文字だけ読むと、腰の骨が壊れてしまうようなイメージがあるかもしれませんが、「分離」は骨のある部分が切れてしまう(折れてしまう)状態です。

「すべり」は、文字通り腰の骨が滑るようにズレてしまうことです。「腰椎分離症」や「腰椎分離すべり症」を抱えている人は、実は意外と多いのです。病院での検査結果を聞いて、この名称に驚かないように、今回こちらをご紹介しましょう。



<CONTENTS>
  • 「腰椎分離症」って何だろう?-p.1
  • 「腰椎分離症」の症状は?-p.1
  • 「腰椎分離すべり症」って何だろう?-p.2
  • 「腰椎分離すべり症」の症状は?-p.2



    「腰椎分離症」って何だろう?

    腰椎の分離
    腰椎の図です。骨が切れているのは、ピンク色の部分です。
    腰部は、腰椎とよばれる骨が仙骨(骨盤の中央にある骨)の上に、積み木のように5つ積み重なっています。仙骨と連なった腰椎は緩やかなカーブを呈しています。そのカーブが保たれることにより、体を支える「腰」として機能するのです。

    腰椎の分離は、腰椎の関節を構成している付近の骨が切れてしまった状態をさします。子供の頃にハードなスポーツをするなどして、大きな負荷が腰部にかかった場合の疲労骨折ではないかと言われています。この分離は、仙骨と腰部のつなぎ目である第5腰椎に多く見られます。


    「腰椎分離症」の症状は?

    レントゲン
    整形外科では必要があれば腰部のレントゲンを撮ります。
    腰椎分離症では、主に腰を後ろへ反らせると腰の痛みを感じます。長時間立っているような場合でも腰がつらくなります。しかし、腰椎が分離していても、必ず腰が痛くなるわけではなく、無症状のままスポーツを続けている人もいます。

    腰痛で腰部のレントゲンを撮り発見され診断が出されます。もし、分離が原因の腰痛だという診断が出た場合は、腰への負担がかからないように安静にするよう指示があるかもしれません。コルセットや腰部に関わる筋肉の強化を勧められることもあります。

    腰痛は多くの場合、徐々に回復していきますが、成人の場合、分離以外の問題も起こる可能性があり、そうなると分離が原因ではない痛みや症状が出てしまいます。子供は、コルセットと安静により分離した部分がつくケースもあるため、早期に発見されることが理想です。


    >>次のページでは、「分離」の後にやって来る!?ちょっと厄介な「すべり」についてお話しましょう!
    >>>
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