食と健康/「食」の安全・社会問題・ニュース

飢えた子どもと分かち合う食事 TABLE FOR TWO(2ページ目)

世界67億の人口のうち、発展途上国では10億人の飢餓や栄養失調に苦しみ、かたや先進国では肥満から生活習慣病の人も約10億人と言われています。この不均衡を解決する「TABLE FOR TWO」が広がっています。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

支援する人される人のどちらも健康に

「TABLE FOR TWO」の活動の特長は、一方的に支援される側にメリットがあるだけでなく、支援する方にも健康的な定食や食品を食べることで、健康増進につながり、双方にメリットがあります。開発途上国で飢えている子どもたちと、先進国で肥満に悩む私たちが、同時に健康になれる仕組みになっています。

「TABLE FOR TWO」ブログラム認定のヘルシーメニューとしてクリアすべき条件は、

  1. 730kcal (680~800kcal)
  2. 栄養のバランスがとれている
  3. 野菜を多く含む


というようなガイドラインがあります。

現在の厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2005年度)」などを参考しながら、あえてクリアしやすいハードルにしています。あまり厳しい基準では、大手企業なら取り組めても、個人店ではハードルが高すぎてしまうことも考えられます。またいくら栄養面で優れていてもおいしくなければ商品として魅力的ではありません。より広く普及するためには、できるだけ多くの人が参加しやすいハードルにしています。

企業団体の参加の仕方の詳細については、こちらをご覧ください。

一般の人にも誰もが取り組みやすい

社会人のサークルで商品開発を実現し、来年から販売されるランチボックススセット「BOX FOR TWO」。

社会人サークルにより商品開発を実現し、2010年3月から販売予定のランチボックススセット
「BOX FOR TWO」。

最近では企業団体の社員食堂や商品開発だけでにく、個人でも取り組める活動が盛り上がっているそうです。社会貢献活動は敷居が高いと感じるという人も多いのですが、「TABLE FOR TWO」の対象となる食品を購入して食べるだけでも、「TABLE FOR TWO」の活動に参加できるのです。

例えば大学生からは「TABLE FOR TWO」の活動に大きな反響があり、この活動を広げていくために、まず学内でサークルをつくり、大学の枠を超えて協力し合う「TABLE FOR TWO U.A(ユニーバーシティー・アソシエーション)」というサークルもできています。例えば大学祭でヘルシーメニューのランチを販売する場合、先に経験している大学のメンバーがアドバイスをしたり、販売のサポートをし合うなど、環が広がっています。

また企業団体ではなく一般の社会人の中でも「TABLE FOR TWO」のサークルができています。「
TABLE FOR TWO」オフィスで出社前ミーティングをしたり、認定ヘルシーメニューや商品を提供するお店で、定期的に食事をしたりしています。さらに、社会人企画第一号としてランチボックスの商品企画が実現し、2010年3月に「BOX FOR TWO」として発売の予定です。

様々な立場の人が自分の都合や興味の度合いに応じて参加できる柔軟さが、社会貢献活動のハードルを低くするポイントのようです。

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