文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド) 退職を機に、親世帯が主役となる行事は意外と多いもの。どんな行事があるのでしょうか...。 二世帯同居の場合、家族の世代が幅広くなります。その分、年中行事も多くなるものです。特に、子ども達の誕生日を筆頭に、出産・入学・成人式など、子世帯が主役となる行事が多いと思われがちですが、そうでもありません。実は、退職を機に、親世帯が主役となる行事は意外と多いものです。 そこで今回は、親世帯が主役の行事はどのようなものがあるのか、そして二世帯でどのようなお祝いをするのが良いのかについて、見ていきたいと思います。 “退職祝い”は家族で感謝の意を込めて 祖父母と孫だけの旅行なども喜ばれるかもしれませんね。 「長い間お勤めご苦労様でした」「無事にお勤めを果たすことができおめでとうございました」と言う意味でするのが、退職祝いと言われています。家族としては、家族のために長い間頑張ってくれたことを感謝しつつ、これからはのんびり楽しく過ごして欲しいと言う気持ちを込めて、お祝いをしたいものですね。 お祝いとしては、家族みんなでお食事会をしたり、プレゼントを贈るのが一般的なようです。記念になる品や、趣味の道具を贈ったり、退職後のゆとりある時間を活かせる旅行をプレゼントするなども良く耳にします。両親ふたりでのんびりしてもらう旅も良いでしょうが、夏休みを利用して、祖父母と孫だけの旅行なども喜ばれるかもしれません。二世帯住宅なら子世帯の留守番付きですから、親世帯も安心なのではないでしょうか? “結婚記念日”は子世帯からさりげなく提案を 結婚記念日一覧 結婚記念日は、結婚1年目から紙婚式・藁婚式・革婚式...と毎年設定されていますが、やはり25年目の「銀婚式」は結婚生活の一区切りとも言われていますので、これ以後が本格的なお祝いと言えるでしょう。となると、やはりお祝いの対象は親世帯となります。20代に結婚したご両親なら、50・60代からの結婚記念日が、特別な意味を持つことになります。 しかし、歳を重ねると照れ臭さもあり、なかなかご本人同士は「○婚式のお祝いをしよう」と言いださないかもしれません。こういう時は、近くに居る子世帯が一肌脱いであげましょう。いつも側にいる二世帯住宅なら「今夜はふたりで食事にでも行ってきたら?」とか「たまには旅行にでも」と、さりげなく提案することもしやすいものですね。 また、50年目の金婚式ともなると、両親も高齢になっています。親世帯夫婦ふたりだけでなく、家族みんなで出かけるなど、健康状態を見つつお祝いを企画してあげるのが良いでしょう。 【参考記事】 結婚記念日に夫婦の絆を深める from(All About 定年後の楽しみ方) 夫婦の創立記念日を祝う 結婚記念日 from(All About冠婚葬祭) 次は、長寿のお祝いについて見ていきます! 更新日:2007年08月13日12次のページへ