糖尿病/糖尿病と嗜好品・外食

もっと食べてもいい?チョコレートと糖尿病(2ページ目)

もう、チョコレートが"嫌いなふり"をしなくてもいいようです。チョコの「フラボノイド」が血圧を下げ、インスリンの効き目をよくするデータが出ました。でも高カロリーです。どうしよう?

執筆者:河合 勝幸

チョコレートの脂肪のヒミツ

口溶けの悪い固いチョコレートはサイテーですよ。体温でトロリと溶けるチョコレートの味のヒミツはそのカカオバターにあります。
脂肪酸の1/3は善玉のオレイン酸です。
1/3はステアリン酸で、これは血中コレステロールは上昇させませんが、食べ過ぎれば中性脂肪値を上げます。残りの1/3はパルミチン酸です。


結論

私もなかなかのチョコ狂です。カカオマス70%が私のおすすめ。それ以下ですと砂糖が多く、それ以上だとおいしさが低下します。
週数回、適量を守れば私はもう「天の国」にいます。
チョコレートのフラボノイドが血圧を下げてインスリン感受性を高める作用はまだ解明されたわけではありません。
フラボノイドの健康効果としては生理活性物質のNO(一酸化窒素)を増やすのがポイントだと考えられていて、今回のチョコと糖尿病の関連もその解明の一環としてデザインされたものです。
1日100gのダークチョコレート(ポリフェノール500mg)と90gのホワイトチョコレート(同0g)を15人のイタリア人に2週間ずつ交替で与えてみました。
その結果としてダークチョコレートのインスリン抵抗性の減少効果と血圧低下が認められたのです。
少人数、短期間の研究ですから過信は禁物ですよ。念のため。
関連リンク
  • バレンタインのチョコレート講座 [All About 女性の健康]
  • 花粉症の彼贈るならミントチョコ [All About 家庭の医学]
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