きちんと返信していますか?
まず1対1のコミュニケーション手段であるメールで考えてみましょう。きちんとメールに返信していますか? |
友人からパソコントラブルで質問があり、あなたが解決策をメールしたところ友人から下記のメールが届きました。
【件名「Re:トラブルへの対応策」】
教えてもらったやり方でうまくいきました。
助かりました。
さて、このメールが届いた時、あなたならどうしますか?
【件名「Re:トラブル解決してなによりです」】
うまくいってよかったですね。
分からないことがあればいつでも聞いてください。
とさらに返信する人はまれです。
ほとんどの人は「うまくいったんだ、よかった」と思いメールを消して終わりです。
困ったことに中には解決策をメールしても、返信がない友人がいます。リアルであれば、こんなことはありえません。友人に会い、話かけて何も反応がなければ、喧嘩になってしまいます。
ネットの最大の欠点は「顔が見えない」ことにあります。
「メールはあてにならない!届かないメール」
「送ったメールの1.02%が消える!」
のようにひょっとしたらメールが届いていないかもしれません。また相手がスパムメールと間違えて消してしまったかもしれません。受け取ったことを相手に知らせるのは最低のマナーです。
われわれはどこかで「顔が見えない」ということを忘れてしまっているようです。さて1対1のメールでさえ、このような状況です。これが多対多のグループウェアになったらどうでしょうか?
書き込みに対するROMが多い
グループウェアでも状況は変わりません。掲示板に掲載された情報をほとんどの人はただ読むだけのROM(Read Only Member)になります。情報を読むだけのROMが多い |
書き込みをした社員の立場になってみましょう。書き込みに反応がないと、顔が見えませんので誰も読んでいないのかなと思いモチベーションが下がってしまいます。今後、役立つ情報を書き込みする気にはなりません。
重要なのが事務局のファシリテーション能力です。ファシリテーションとは「促進する」という意味を持つ言葉で、掲示板の発言を促進します。
ノウハウの提供に誰も書き込みがなければ
「貴重なノウハウ提供ありがとうございます。ウチの部門にも応用できそうな方はいらっしゃいませんか?」
と別の参加者の発言を促します。
良質な雰囲気が保て、参加者が安心して発言できるよう掲示板を維持します。
さて面白い仕組みでノウハウの提供を促すグループウェアが登場しています。