住宅設備・建材選び

更新日:2011年07月06日

住まいの設備選び その前に

住まいづくりは、間取りや性能、価格はもちろんですが、どんな設備を選ぶか、ということも重要なポイント。ここでは、個々のアイテムを選ぶ前に知っておきたい、設備選びの基礎知識をまとめました。

最近の住まいづくりは、間取りや性能、価格はもちろんですが、どんな設備機器や建材を選ぶか、ということも重要な位置を占めてきているようです。選ばなければならない設備や建材は、家一軒であれば相当な数にのぼりますし、数多くある商品の中から、わが家にぴったりのものを探すのはとても大変なこと。

ここでは、個々のアイテムを選ぶ前に知っておきたい、設備機器や建材選びの基礎知識をまとめました。
 

設備選びは間取りと一緒に

キッチンは南?東?窓は?ダイニングとのつながりは?空間づくりと同時に考えたい…
ショールームやカタログでお気に入りのアイテムを見つけると、どうしても、設備機器や建材そのものだけの性能やデザインに気をとられ、それらが設置される空間との関係などを忘れてしまいがちです。

いくら性能の高い設備機器を取り入れたとしても、空間に必要な機能や役割に見合ったものでなければ意味がありませんし、いくら素敵なデザインでも空間とのコーディネートがされていなければ心地よくはないでしょう。

設備を選ぶ際に大切なのは、建物本体の間取りプランと一緒に検討すること。間取りプランをすすめるのと同時に、どんな機能を持つ機器や建材が必要か、どんなデザインを選べばいいのか、を考えていくことがポイントです。

設備機器の性能や機能は驚くほど進化していますし、デザインも日々新しくなってきていますが、住まいの快適性や心地よさを機器に頼りすぎるのは違うと思います。間取りプランと設備選びを同時に行い、たとえば、間取りによって快適さがアップするもの、設備や建材の機能が必要なもの、それぞれ取捨選択を繰り返すことで、満足いく住まいが実現するのではないでしょうか。

設備選びは優先順位の確認を

設備選びをスムーズに進めるには、優先順位を明確にしておくことが大切です。まず、わが家にとって必要な設備の性能や機能の優先順位を考えてみましょう。

最近の設備や建材は、さまざまな性能や機能が付加されているものが出ています。「新機能」「新登場」「業界初」etc.と言われると「便利そう……」「あったら快適かも?」と思うこともあるでしょう。もちろん便利なものも快適なものもありますが、「わが家に本当に必要か?」と考えてみることを忘れずに。家族構成やライフスタイル、今の暮らしの不満や不便を具体的に挙げてみるのもひとつの方法。それらを解消するために何が必要か、家族で話し合ってみることが大切です。

また、工事の進行に合わせた優先順位も把握しておきましょう。新築であれば、数多くの設備や建材を選んでいかなくてはなりません。本来、契約時に間取りも設備・建材もすべて決定していることが理想ですが、なかなかそうはいかないのが現実。そのため、工事の工程ににあわせて設備や建材を最終決定していくことになります。それらの順番を理解して、選ぶ時間の配分を考えましょう。

いつまでに、何を決めればいいのかを設計者に確認をすることが基本ですが、一般的に配管や配線、躯体の詳細にかかわるような設備や建材は早めに決めなくてはなりません。また、大掛かりな工事が伴うもの、補強材が必要なもの、下地材が必要なものなども早めに。順番を理解していないと、思わぬ追加・変更工事などになってしまうこともあるので、決める順番を確認して、ショールームまわりなどのスケジュールを組むようにしましょう。


次ページでは、設備・建材の傾向をみていきます。

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この記事の担当ガイド

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岩間 光佐子

インテリア設計と住宅雑誌編集長の経験を持つガイドが、住まいの設備を詳しく解説。

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