乳児育児/はいはい・つかまり立ち期

生後12ヶ月(1歳)の赤ちゃんの発達と生活のポイント

生後12ヶ月(1歳)を迎えると、そろそろ離乳食は完了期に。生活リズムを整えて、基本的な生活習慣をつけていきましょう。

この記事の担当ガイド

子育て支援に携わる全国13万部発行「育児情報誌miku」の編集長

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ひとりで歩けるようになったよ

赤ちゃん

よちよち歩きから、日に日に歩くのが上手になる

1歳で、体重は生まれたときの約3倍、身長は1.5倍くらいになります。運動量が増えて皮下脂肪が減り、丸みを帯びた赤ちゃん体型から、スマートな幼児体型に。頭のてっぺんにある大泉門もそろそろ閉じてくるでしょう。

歩くのもだんだんとじょうずになってきます。何度転んでもくじけずに歩こうとする子もいれば、すぐにはいはいにもどろうとする子もいます。低い位置で安定しているはいはいに比べて、2本足はバランスがとりにくく、上達がゆっくり。焦ることはありません。1歳6ヶ月までにはほとんどの子がひとりで歩くようになります。成長がゆっくりの子もいますが、1歳半過ぎても、一人で歩けないようなら、保健所や小児科で相談してみましょう。

最初は、ガニ股で、転ばないように両手を広げてバランスを取り、ゆっくりと足を交互に出して進みます。そのうちに安定して、まっすぐじょうずに歩けるようになり、後ずさりもできるようになります。最終的には、平面だけでなく階段や台に上ったり下りたりと上下の移動が可能になったりと、動きが多彩になります。
 

生後12ヶ月(1歳)で離乳食は完了期に入ります

歯ぐきでかむことがじょうずになってきて、離乳食もいよいよ完了期に。おとなと同じ食事はまだ無理ですが、調理の途中で取り分けてひと手間加えればOKになるので、準備もかなり楽になるでしょう。

おとな用の料理よりも、味付けを薄く、小さく、やわらかくします。野菜の繊維などはかみくだくことができないので、1cm角で、指で簡単につぶれるくらいの固さにします。奥歯が生えそろうまで、焦らずにゆっくりと進めていきましょう。

ママやパパと同じものを食べることは、赤ちゃんにとってもうれしいことです。「これはにんじん」「ハンバーグ、おいしいね」と、食に興味をもたせながら、たのしい食事タイムにしてあげましょう。
 

基本的な生活習慣をつけていきましょう

生活全体のリズムが定まり、日中にお昼寝を1回して、夜は朝までぐっすりという子が多くなるでしょう。お気に入りのタオルを握ったり、指をしゃぶったりと、眠りに入るための儀式ができてくる子もいます。特に指しゃぶりは、くせになることを心配する人も多いですが、安心のためのもので、成長に従い自然と卒業します。あまり気にしないで大丈夫です。

このころから、意識的に基本的な生活習慣を身につけさせていきましょう。おとなの真似をしたい気持ちが高まる時期なので、教え込もうと構えるのではなく、おとなが生活の中でお手本を見せるのが一番です。

あいさつや、食事のマナー、外出先から帰った時の手洗いや歯磨きなど、ママやパパがやっているところを見せながら、誘うようにします。歯みがきは、赤ちゃん用の歯ブラシを与えますが、仕上げ磨きは声をかけながら、ママやパパがしてあげましょう。
 

積み木もお絵かきもできるよ

手や指を使った細かい運動もますます発達し、いろいろな操作ができるようになります。積み木を2~3個積み重ねてみたり、ボールを転がしたり、本のページをめくることも少しずつできるようになるでしょう。スイッチを押したり、ドアのノブを回す、ガス台のつまみをひねるという高度な動きもできるように。危険なことも増えるので、いっそう注意が必要です。

太いクレヨンやペンを持たせると、紙にぶつけるようにしながらなぐり書きをする子も。1歳半くらいになると、肩とひじを連動させて使えるようになるので、横線やら線を書けるようになる子も。さらに手首のコントロールが可能になると、円に近い形も書ける子もいます。はみ出しても良いように新聞紙などを敷いて、大きな紙に思いっきり、落書きさせてあげるのもいいですね。

食事の時には、スプーンやフォークを握って、自分で食べたがります。最初のうちは、手首のひねりがうまくできなくて、思うように口まで運ぶことはできませんが、何度もやっているうちに、だんだんとじょうずになり、なんとか食べられるようになってきます。
 

いたずらは旺盛な探究心のあらわれ

歩けるようになって行動範囲が広がった赤ちゃんにとって、周りにあるものすべてが目新しいおもちゃ。ありとあらゆるいたずらをしますが、これは赤ちゃんの探究心のあらわれでもあります。

たとえば、おとなは床に置いてあるゴミ箱を見て、中に入っているのはゴミだと推測できます。化粧品は化粧するもので、その使い方も知っています。しかし、赤ちゃんは違います。「これは何だ?」と興味を持ったら、出してみる、触ってみる、なめてみる……、自分の体を使ってできることはすべてやって確かめようとします。

危険なものは手が届かないところに片づけ、触っても安全で大丈夫なものなら、少しくらい散らかるのは仕方がないと大目に見てあげましょう。探究心が満足するまで、自由に、やりたいようにやる経験も大切です。
 

人間らしい感情も発達します

複雑さを増して豊かに発達してきた赤ちゃんの感情。だんだんとおとなと同じような人間らしい感情を持ち、それを表現するようになります。

たとえば、ママがよその赤ちゃんを抱っこしていると怒ったり、割り込むようにぶつかってくるのは、嫉妬からくる感情。また、ママの関心を引くために、わざといたずらをすることもあります。

赤ちゃんにとって、ママは強い絆で結ばれた特別な人。だからこそ、湧きあがってくる様々な感情をぶつけて、その反応をみます。ママの愛を確認したい、独占したいという欲望が、おとなからはいたずらやわがままに見えることも。

自立心も強くなり、靴をはくのも、服を着るのも、何でもひとりでやりたがります。赤ちゃんにはまだまだ無理なことばかりで、できなくてイラついて怒ることも増えるでしょう。ママが気付かれないように手を貸してあげるのもいい方法です。

まだ一緒に遊ぶことはできませんが、同じ年頃の子どもへの関心が高まります。持っているものを欲しがったり、声をかけるような仕草をしたり……。公園や児童館など子どもが集まる場所に積極的に連れて行ってあげましょう。
 
>>>1歳半


更新日:2015年01月13日

(公開日:2010年09月06日)

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