夏と冬にも別名があった!
春はぼたもち、
秋はおはぎと春秋使い分けないといけないんですね、と書いて1年が経った頃、新たな情報が舞い込んできました。夏と冬にも違う呼び名があるらしいが知らないか?と。なんてことだ!早速調査してみました。
夏のおはぎは「夜船」
おはぎ(名前がたくさんあって呼びにくいので、一般的にはおはぎと呼ぶことにします。)は、お餅と違い、餅つきをしません。よって杵でつかないので、
「ペッタン、ペンタン!」と音がしないのです。
具体的には、もち米とお米を混ぜて炊き、すりこぎで半つぶしにするのですが、詳しくは関連おすすめサイトで紹介している
こちらや
こちらをごらん下さい。
ということで、ペッタンペッタン音がしないので、お隣さんなどからするといつついたのか分からない。そういうところから、
→ 搗(つ)き知らず →
着き知らず、となり
●夜は船がいつ着いたのか分からないことから「
夜船」となったようです。
夏の夜船。月を水面に浮かべて波間を行き交う屋形船などを思い起こせばいいのでしょうか。なんとなく夏と夜船がシックリくるところが不思議です。
冬のおはぎは「北窓」
では、つづきまして、冬バージョンです。北窓と言われてピンときますか?これも夏バージョンの強引な展開で夜船に持っていっているのと同様に、なかなか難しいです。
おはぎは餅つきと違い、杵でつかないのでペッタンペッタンと音がしない。だから、いつついたのか分からない、までは同じです。ここからの変化が違います。漢字に注目です。
→ 搗(つ)き知らず →
月知らず、となり
●月の見えないのは、北の窓なことから「
北窓」となったとのこと。
寒い冬に北の窓。雪がシンシンと降り積もる外を北窓から眺めている状況でも想像してみましょうか。冬と北窓もイメージが結びつきそうです。
季節感と風情のおはぎ
このように、えーっ!と思わせるほど強引に展開しておはぎと結び付けているのとはうらはらに、想像は結びつきやすく、とても風情があって、心がホッっとする感じすら受ける季節感です。
昔の人は、おはぎ1つをとっても4つの名前をつけるほど、自然や季節との結びついて、遊び心もありながら風情もあったんだと感心させられます。忘れてはいけない日本の心を思い出させてくれるようです。
春の「ぼたもち」
夏の「夜船」
秋の「おはぎ」
冬の「北窓」
美しい風情の日本語がこんな身近なおはぎに隠されていたんですね。
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こしあんと粒あん