日本の四季折々を、この上ない美しさで表現する東京・赤坂の「塩 野」の上生菓子。この時期は、春の陽だまりのような柔らかな色合いの生菓子が店頭を彩ります。
(目次)
P1 「塩 野」の春を代表する「花衣」
P2
「春風」と「春の野」黄味餡のコクと色合いを楽しむP3
上生菓子3種類と「大福」、逸品「どら焼」赤坂の「塩 野」
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赤坂の「塩 野」 創業当初は主に料亭からの 注文を受けて菓子を作っていた |
昭和22年に赤坂で創業した「塩 野」。溜池の和菓子店で職長を務めた後に店を開いた初代の後を2代目の高橋博さんが継いでから、既に30年以上になるそうです。
初代の頃から力を入れているという、四季折々の菓子。干菓子や半生菓子は常時15種類ほど、上生菓子は常時10数種類も並びます。土地柄もあってか、「塩 野」の菓子には、洗練という言葉がよく合います。
「塩 野」を代表する春の菓子「花衣」(はなごろも)
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「花衣」(はなごろも) ひらひらと舞うような ういろう製の桜の花びら |
「塩 野」の春の菓子というと、まず名前が挙がる「花衣」(はなごろも)は、ういろう製の桜の花びらで黄味餡を包んだもの。シャープな線で表現されているにもかかわらず、柔らかな素材と淡い色使いのためか、優しげな印象になっています。
華やかさに見とれながら口に入れると、柔らかい中にもコシのあるういろうとまろやかな黄味餡が溶け合います。程好いコクがあり、あっさりし過ぎず。うらうらとした春の陽気のような味わいです。