中国茶/中国茶館・茶藝館・カフェ

茶館でランチを楽しむ 2 竹里館東京(2ページ目)

「茶館でランチを楽しむ」その第二段は、東京麻布十番の竹里館。オリジリティー豊なプーアールのお粥やルーロー飯など、美味しくてヘルシーなメニューが揃っています。

執筆者:平田 公一

▼ ルーロー飯セット
ルーロー飯は、「魯肉飯」と漢字では書かれますが、豚肉の煮炒めなどをご飯に乗せた台湾では非常にポピュラーな家庭料理です。各家庭毎にこだわりの作り方や味付けがあるのですが、竹里館のルーロー飯は、完全なオリジナル。

豚のひき肉、高菜、干し椎茸などを炒め煮にして、片栗でとろみをつけたもの。しかも、竹里館の台湾烏龍茶が入っているのです。本来はご飯の上に乗せられて出てきますが、ここでは、別のお皿に盛られて出てきますので、自分でご飯に乗せていただきます。

これ、ものすごくご飯に合います。思わずご飯をお代わりしたくなるほど。ご飯は丼に入って出てきますので、女性なら十分な量があるでしょう。

ルーロー飯セットには、スープが付きます。このスープは、豚と鶏、そして干し椎茸から出汁をとった中華風スープ。大根や人参、鶏肉なども入って素朴な味に仕上がっています。

さらに、ザーサイと野沢菜、そしてデザートとプーアール茶がついて1000円(消費税込み)です。


 



▼ ふるふる杏仁豆腐
どのセットにも共通でついてくるデザートですが、現在は杏仁豆腐です。この杏仁豆腐がまた非常にミルキーで、なおかつフルフル。台湾で食べる杏仁豆腐に食感を近づけるために、ゼラチンとアーモンドパウダーを裏漉しをしないでざらざら感をわざと出しているのだそうです。

先月までは葡萄のソースをかけていたそうですが、現在はレモンと苺のソースをかけていました。

デザートは、いろいろトライしてみたいとのことで、季節に応じてマンゴープリンなども出していきたいとのこと。

ちなみにこの杏仁豆腐、二階の茶館でも食べられます。



これらのランチは、全て竹里館の店長とスタッフの間でいろいろと話し合い、試行錯誤の上で決められたメニューだとか。店長はもともとホテルのパティシエを15年勤め、さらに、料理教室の講師も勤めるなど、食べること、作ることが大好きな方です。それだけに、お店でも美味しいものを積極的に提供したいということで、さまざまなデザートなどに取り組んでいます。

 

 


竹里館は、台湾のお茶がいろいろと楽しめるお店。二階の茶館でのんびりお茶を飲むみながら、ほっこりするのもいいのですが、時には美味しいランチを一階のテーブル席で味わうのもお薦めです。

近所にお勤めの方のみならず、時には遠出してみようと思った方は、午前11時半~午後2時までの中午套餐を是非楽しんでみてください。


  竹里館
   住所:東京都港区麻布十番1-5-18
   電話:03-5570-5156
   営業:11:00~21:00
   定休:無休
   http://www.takeurakan.jp/



 「茶館でおいしいランチを楽しむ」
  Vol1:無茶空茶 館

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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