実はよくわかっていないけど、今さら人に聞きづらいフランス料理のマナーってありますよね。大人として知っておきたいマナーを予約時のポイントから当日の服装、料理や飲み物の注文の仕方、食事中のスマートな振る舞いまで解説します。


レストランのクラスを知る

「フランス料理のレストラン」と一口に言っても、いろいろなスタイル、そしてクラスがあります。料理のクオリティはもとより、ウエイティングスペースやバーコーナーなど設備が揃ったいわゆる「グランメゾン」。普段着で気軽に食事が楽しめる「ビストロ」、ビールの種類も豊富で時間を気にせず食事が楽しめる「ブラッスリー」「カフェ」などがあります。そして「フレンチバル」といったワインとおつまみの気軽なスタイルも今やすっかり日本に根付いています。
レストランはいつもワクワク感に満ちています

レストランはいつもワクワク感に満ちています

レストランの中でも高級感が感じられるところは、ミシュランガイドに代表されるような「三ツ星」レストランと称えられたリしますが、そういったクラスでは伝統を理解した創造性に溢れた料理を目指しており、たとえ交通の不便な小さな村であっても世界中からゲストが集まってきます。当然、そこでは素晴らしいサービスを楽しむことができます。一概には言えませんが、そんなハレの日を楽しむ「グランメゾン」となれば、ワインを含めて2人で10万円程度は用意しておきたいところでしょうか。

予約は「約束」

行こうとするレストランを探すのは実に楽しいですね。今やネットで探すのが当たり前の時代になりましたが、決まったら早速予約の電話、もしくはオンライン予約を入れることになります。そこからレストランで過ごす時間が始まっていると言っていいでしょう。
予約システムも便利ですが直接電話のほうがコミュニケーションが取りやすいかもしれません

予約システムも便利ですが直接電話のほうがコミュニケーションが取りやすいかもしれません

最初に注意したいのは電話の場合、ランチタイムやディナータイムのピーク時は避けたほうがいい点でしょう。ただし高級店は予約受付専用の電話を用意しているところも増えてきました。

予約は1週間以上前にはしたいところですが、人気店ともなれば1か月先まで満席ということも多いので注意が必要です。その場合は逆に空いている日を確認するという手もありますね。

そして伝えておくべきことがあれば予約時にはっきり伝えましょう。例えば誕生日や結婚記念日といった記念日の場合は、遠慮なく伝えた方がいいですね。高齢のご家族と一緒の場合も伝えておいたほうが、何かと融通を効かせてくれるかもしれません。
できれば予約日の前日にリコンファームを入れるとレストランとの距離がぐっと近くなります

できれば予約日の前日にリコンファームを入れるとレストランとの距離がぐっと近くなります

また、食べたい食材や苦手なものも予約時に伝えると、当日はきっと配慮してくれます。レストランの立場に立つと情報は少しでも多いほうがいいのです。席の指定は難しいかもしれませんが、ひとこと「落ち着いた席を」と伝えることによってこちら側の気持ちが伝わる可能性はぐっと高くなります。ファーストコンタクトで、レストラン側ときちんとしたコミュニケーションを取ることが大切です。

大切なことは、予約はレストランとの「約束」です。その約束のために仕入状況を確認するなど、レストラン側はおもてなしのための仕事がはじまります。くれぐれも予約のキャンセルはないよう気をつけたいものです。

服装はどうする?

どんな服装で出掛けるか? ということはとても大切です。ビストロなどの気軽な場合は特に意識しなくて構いませんが、記念日や気合いの入ったデートなどに出掛けるレストランとなれば「お洒落」な服装を纏いたいものです。
靴など見えづらいところにお洒落を

靴など見えづらいところにお洒落を

ただ、過剰に意識する必要はありません。お洒落なジャケットでなくても普通のスーツで十分。むしろ気を使いたいのは靴でしょう。サービススタッフは靴の清潔さを見ています。靴のブランド云々ではなく、きちんと磨かれているか、手入れされているか、目立たないところに気を使いましょう。

エスコートされる女性はしっかりお洒落して出掛けてください。ドレスである必要はありませんが、アクセサリーなどでハレの気分を楽しみたいものです。気をつけたいのは過度な香水。食事の邪魔をすることが度々あるので、ほどほどに。