ジョギング・マラソン/ジョギング・マラソン関連情報

「チャリティー」で広がるマラソンの世界(2ページ目)

マラソンや駅伝大会を走るだけでなく、大会運営ボランティアで参加したり、チャリティ活動に協力してみませんか。あなたのランニングの世界がどんどん広がっていきます。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

役員手当は?

よく聞かれるのは、ボランティアに対する手当はどうなのかということです。

私の経験や聞いた話では、小さな大会でも、お弁当ぐらいは提供されるようです。自治体主催の大会になると、お弁当+交通費(実費よりも1000~2000円の一律支給)、さらにスタッフ用ウエア(キャップだけからジャケットコート支給まで)という大会もありますが、これはかなり大きな裕福な大会です。支給ではなく貸与の大会も多いでしょう。

私が東京マラソンでボランティアしたときには、お弁当、交通費は無しですが、その代わりにコンビニで使えるクオカードと東京メトロで使えるカードが各1000円分支給されました(これでは持ち出しですが)。

ボランティアは無償行為と受け取られている方も多いようですが、交通費や食事代程度の費用が、参加ランナーや販促につながる支援スポンサーによって負担されることは当然だと考えられます。1日2000円程度で協力していただけるということだけでも、参加者はボランティアの方々に感謝すべきだと思います。主催者や参加者がボランティアを安上がりの労働力と考えているようだと、その大会は衰退してしまうでしょう。

一方でボランティア側も、無償(あるは定額の有償)だからいうことを心に置いて、サービスがおろそかになったり尊大になったりするのも困りものです。自発的に参加し、共に大会を盛り上げるという気持ちを持って参加したいものです。

多くの有名ランナーが視覚障害者の伴走ボランティアをおこなっているかすみがうらマラソン。筆者も何度か伴走ボランティアをおこない、優勝を共に味あわせていただけたこともあります。このボランティアは無償。そのかわり、大会プログラムには伴走者の名前も記載され、ランナーが入賞すると共に賞状やメダルをいただけます。この名誉とランナーからの感謝がボランティア行為の代償だといえます。
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