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番外編 我が子を運動会で一番にする方法(3ページ目)

運動会のシーズンです。運動が苦手で憂鬱な人も、運動会を楽しみにしている人も、できることなら駆けっこで一番になりたいはず。がむしゃらに走るより、ポイントを抑えた練習をすれば、ぐんと記録がアップします。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

本人のやる気が記録を伸ばす

全力疾走
最後まで頑張る集中力の持続も、本人のやる気次第。やる気を育てるのは親の役目
スタートがうまくいって、腕がしっかり振れていればかなりの結果が得られるはずですが、子どもの場合、特に顕著に記録に反映するのが「気合い」です。友人の保育士さんは、「本人がその気かどうかが、運動会で好成績を取る一番の要素」と言うくらいです。

本人がそのレースに集中し、ライバルに絶対負けないぞと思って走るのと、ただ一生懸命走るのとでは大きくレース結果の差になって表れます。特に園児などの場合、スタート時のホイッスルの音に気を取られるだけでなく、ママはどこにいるんだろうと気になったり、極端な場合、自分がこれからやることが「競」走であることを理解していない、という子がいます。走り出してもゴールに真っ直ぐに向かっていません。右に左にふらついた走りをしています。

やはりこういう子の場合は、これは競走なのだ、他の子(それが仲良しの友達であっても)より先に出て最初にゴールするゲームであることを理解させなければなりません。そこで、練習試合をたくさんしてレースに慣れさせましょう。その練習相手は、ママやパパやおじいちゃんとだったり、兄弟や友達で結構ですが、走る場所はなるべく大会会場に近いイメージの場所が有効です。

大人同様こどもにも動機付けが必要

本人のやる気を引き出すには、インセンティブを用意することも効果があると思います。ご褒美で釣ることに、反対する方もおられるかもしれませんが、戦国時代も会社の仕事でもインセンティブのあるとなしでは、全然力の入れようが違うのですから仕方がありません。ご褒美がなければなにも行動しなくなるとは思えませんし(インセンティブには、人に尽くすことによって得られる快感というよなものだってあるのですから)、ご褒美に釣られて努力するうちに能力が得られることも多いでしょう。要は与え方、何を与えるかだと思います。

記録というインセンティブもある

全力疾走
本人の気合いが入ると、俄然走りも違ってくる
ちょっと走ることに興味を持ってくると、自分の努力や工夫の跡を知りたくなります。そこで、練習を始める最初から、毎回タイムを取ってあげます。できればストップウオッチ付きの時計を用意しましょう。練習を始めた頃に比べ、練習を積めば必ずタイムはよくなります。それが興味と向上心につながります。練習や工夫がストレートに記録に出るのが陸上競技の実技が好まれる大きな理由だろうと思います。

例えば、写真のモデル役を務めていただいた翔一君(小学3年生)ですが、2本目のタイムが、ほんのわずか1本目より悪かったんです。私から見ると、走りは悪くなかったのですが、スタートがわずかに遅れていました。しかし、本人はいい走りをしたはずなのに、おかしいと納得できず、「もう1回やる」とチャレンジ宣言です。1回目と2回目は間をおきましたが、3回目は2回目のすぐ後だったので、疲労が出やしないかと心配でした。もし意気込んでやったにも関わらず、さらに記録が悪くなれば本人はやる気をなくしてしまう恐れもあります。しかし、子どもの疲労回復は早かったようで、見事大幅に記録を更新しました。言われてやるのではなく、自ら挑戦する気合いがあるのとないのとでは、まったく結果が違ってくるのです。

ですから、練習の時もただ、決めた回数を走るというのではなく、1回、1回を集中して本番さながらに走るように練習してください。進歩が全然違います。集中力を高める練習にもなります。

飽きる前に休憩を

また、小さい子ほど集中力が長続きしません。飽きる前にちょっと休憩を入れ、水分を補給し飴でもなめましょう。1時間続けてやるよりも、20分、15分、10分と3回に分けて集中してやるほうが時間は少なくても効果があります(セットの時間を次第に少なくするのは、疲労がたまってくるからです)。また、このようにして続けているうちに体力もつき、次第に集中できる時間が長くなってきます。駆け足が脳の血流を促し、集中力の持続時間を延長して頭を良くする、という説を唱える大脳生理学者もいます。駆け足はからだだけでなく脳にもよい運動です。
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