DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

Cakewalkの新世代キーボードA-PROシリーズ(4ページ目)

3月下旬、RolandからCakewalkブランドのUSB-MIDIキーボード、A-PROシリーズが発売されます。一足先に、32鍵盤のA-300PROを使うことができたので、どんなキーボードなのか試してみました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

SONARシリーズと簡単連携できるACT機能

A-PROシリーズ
SONARと自動的に、有機的な連動が可能なACT機能
ところで、なぜCubaseやLive、Logicという名前が出てくるのに、なぜSONARがないのだろう?と疑問に思っている方もいるでしょう。

でも、そこは大丈夫。とくに難しいことを考えなくても、A-PROシリーズは即SONARと連携し、最適な形で操作できる機能を装備しているのです。それがACT=Active Contorol Technologyというもの。これは先ほどのアサインのように、1つずつ設定をする必要もなく、現在出ている画面にあったアサインが自動的に行われるという便利な機能です。

画面にミキサーが表示されていれば、スライダーはフェーダーに、ノブはパンなどとして利用でき、シンセサイザが表示されれば、各ノブはそのシンセサイザのフィルタやEGなどのパラメータを設定するものへと、早変わりしてくれるのです。

このACT機能は一度使うと、あまりの便利さに離れられなくなりますね。


DTM系のブランド名はEDIROLからCakewalkへ

A-PROシリーズ
RolandのDTM関連のブランドは基本的にCakewalk by Rolandに統一された
ところで、PCRシリーズからA-PROシリーズへとモデルチェンジしたのに合わせ、変わった点がもうひとつ。それがブランド名です。そう従来のEDIROLからCakewalkへと変わったのです。

もともとCakewalkは米国のソフトウェアメーカーですが、Rolandの完全子会社化に伴い「Cakewalk by Roland」というロゴに変わったのとともに、ハードウェアも含めてCakewalkロゴに変わりはじめ、今回の新製品登場とともに、ほぼすべてのDTM製品がEDIROLからCakewalkブランドへと切り替わったようです。

もっともEDIROLというブランドが消えてしまったわけではなく、これはビデオ関連製品のブランドとなって残っています。とはいえ、いまやほとんどのシンセサイザにUSB端子が搭載され、BOSSブランドのギターエフェクターにもUSB端子が搭載されてPCとのやりとりがされる時代なので、DTMとの線引きは難しくなっているように思いますが、CakewalkがRolandのハードウェアのブランドとしても使われていることを知っておくと、製品選びなどにおいて、状況が理解しやすくなるのではないでしょうか。


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