DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

Snow LeopardのDTM環境を検証する

8月28日、Mac OS Xの新バージョン、Snow Leopardが発売されました。高速で、しかもコンパクトになった新OSは魅力的ですが、DTM環境としてみたとき問題はないのでしょうか?実際に試してみました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

高速に、しかもコンパクト化した新Mac OS

Snow Leopard
3,300円で発売されたMacの新OS、Snow Leopard「Mac OS X 10.6」
8月28日、AppleからMac OS Xの新バージョン、Snow Leopard「Mac OS X 10.6」が発売されました。「10.5」から「10.6」と0.1のバージョンアップが有償なのか、という議論はあるかもしれませんが、従来のアップグレードと比較すると、非常に安く、今回Leopard「Mac OS X 10.5」からのアップグレードであれば3,300円という価格になっています。またLeopardを持っていない人の場合は、Mac Box SetというGarageBandを含むiLife '09、iWork '09をセットにした製品が18,800円という価格で販売されています。

今回のバージョンアップでは、「さらに便利に。もっと速く。より簡単に。」をキーワードにさまざまな機能が強化されていますが、技術的な目玉は64bit化がより進んだことでしょう。従来のLeopardでも64bit化はされていたものの、それがさらに進み、最適化されているのです。


Snow Leopard
Snow Leopardをインストールすることで、高速になるとともにHDDの空き容量が7GB近
また、これまでサポートしてきたPowerPCをサポート対象外としたのも大きなトピックスです。Leopardまではユニバーサルバイナリーということで、PowerPCとInterMacの両方で動作するように開発されていたため、プログラム的にはかなりムダがあったののですが、今回IntelMacに絞り込んだこともあって、OSのインストールサイズが大幅に小さくなったのです。具体的には約13GB要していたOSの領域が、その半分以下で済むため、ハードディスクの空きエリアが7GB近く増えるわけです。内蔵HDD容量が80GBしかないMac Miniを使っている私の場合、これは非常に大きな魅力。もちろん、より高速で便利になるということにも期待をし、さまざまなトラブルが生じることを覚悟して、アップグレードしてみることにしました。
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