【Roland/EDIROLの新製品発表会レポート】　FireWire対応、FA-66登場(3ページ目)

人気のBOSSのBRシリーズの新ラインナップ

EDIROL製品以外にも、目を引く製品はいろいろ。中でも注目したいのが、BOSSのデジタルMTR、BRシリーズの新機種2つです。

同時録音2Tr、同時再生8Trで、バッテリー駆動も可能なコンパクトフラッシュを利用するMTR、BR-900CD

BOSSのBR-900CDは実売65,000円という低価格ながら、同時録音2トラック、同時再生8トラックを実現し、CD-R/RWも搭載したMTRです。最大1GBのコンパクトフラッシュに記録する仕様で、モノラルであれば最長約520分以上のレコーディングが可能です。またACアダプタとともに、単3電池6本でも駆動できるため、ライブなどでの使用も気軽に行えます。

コンパクトながら40GBのHDD、CD-R/RWドライブを搭載し、さまざまなエフェクトも搭載した強力な12TrのMTR、BR-1200CD

もう一方のBR-1200CDは従来機種BR-1180CDの上位版で同時録音2トラック、同時再生12トラックを実現させた40GBのHDD搭載のMTRです。ギターアンプシミュレータやベースアンプシミュレータをはじめ、数多くのエフェクトも搭載されているので、ギタリストにとっては嬉しい機材です。


もちろん、ともにUSB端子が搭載されているため、PC／MacとWAV/AIFFでのデータのやりとりが可能です。

ボコーダ機能搭載のV-Synthのラック版

ラック型として新たに登場し、ボコーダー機能なども搭載したV-Synth XT

そのほかにも、V-Synthがラック化するとともに、D-50相当の機能を持った拡張ボードVC-1、ボコーダ機能のボードVC-2を標準装備したV-Synth XTも目立っていました。また従来のキーボード型のV-Synthは無償でのファームアップグレードによりVersion 2.0へと変身し、サウンド・シェイパー、マルチ・ステップ・モジュレータ、リズム・キット・スクリーンなどの機能を追加してきています。


またコンパクトフラッシュとCD-Rへのレコーディングが直接行えるCD-2、ドラムシンセとして人気のV-Drumシリーズの新製品TD-12KS、Fantom-Xシリーズのアップグレードキットなど、さまざまな製品が登場し、会場は大変にぎわっていました。