子供の病気/その他の子供に多い病気

溶連菌感染症とは?症状と治療について

宮内庁の発表(2006年5月26日)によると、愛子さまが溶連菌感染症にかかられ発熱されたとのことです。溶連菌感染症とはどのような病気なのでしょうか。症状は?治療は?

執筆者:長尾 大志

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溶連菌感染症とは?

Q:愛子さまが「溶連菌感染症」で発熱され、幼稚園を休まれたと新聞で見ました(2006年5月26日時点)。うちの子もそういえば昨日から発熱しているのですが、溶連菌感染症とはどんな病気なのでしょうか。危険はないのでしょうか。教えて下さい。

A:お答えします。まず溶連菌とは、「溶血性連鎖球菌」の略です。溶血性連鎖球菌による感染が溶連菌感染症です。抗生物質が現在ほど発達していない頃には「猩紅(しょうこう)熱」と呼ばれて伝染病扱いされていましたが、現在では抗生物質によって治るのでそのような扱いはされなくなっています。

そうはいっても、抗生物質を使ってしっかり対処しないと、腎炎やリウマチ熱・紫斑病といった合併症を引き起こす危険性もあります。決して油断をしないようにしてください。

症状は?

高熱が出たら、他の症状に注目
高熱が出たら、他の症状に注目
喉の痛みと高熱(38度以上)が主な症状で、咳や鼻水・くしゃみといった普通の風邪のような症状はあまりありません。舌が「いちご」のように赤く腫れあがり、身体や手足に発疹(ブツブツ)が出ます。この熱や発疹が特徴ですが、診断のためには喉の検査で溶連菌の感染を確認します。

治療は?

上にも書いたとおり、抗生物質を使えば数日で症状は軽くなります。でも、症状が軽くなったからといって油断は禁物。合併症を予防するためにも、2週間程度抗生物質を飲み続ける必要があります。途中で勝手にやめてはいけません。

抗生物質は医師の診察を受けないと処方されませんので、子供に上にあるような症状があれば、すぐに医療機関を受診させるようにしてください。

注意点は?

家庭では水分補給を欠かさないことと、薬を最後まできちんと飲ませることが大事です。また、感染力が強いので、兄弟や両親などが同じような症状になったら、すぐに医療機関にかかりましょう。

腎炎などが合併していないかどうかを調べるために、医療機関では通常尿検査を行います。必ず受けるようにしましょう。また、普段から尿の色や量をチェックし、尿が濃くなったり、量が少ないときにはもう一度受診を。他にも水分が摂れなかったり、むくんできたりしたときには受診するようにしましょう。

*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の診察室での会話をもとに構成したものです。診断・相談が必要な方、お子様が病気にかかった場合は医院、病院で実際に受診してください。


<参考リンク先>
溶連菌感染症(くば小児科)
溶連菌感染症(土川内科小児科)

更新日:2006年06月06日

(公開日:2006年06月05日)

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