子供の病気/手足口病

手足口病の症状・感染・潜伏期間

子供に多い病気である手足口病は、名前の通り、手のひらと足の裏、口の中に水疱を持った湿疹が出る病気。主に「コクサッキーウイルス」が感染することで発症します。手足口病の症状、感染、潜伏期間について解説します。

この記事の担当ガイド

法律、経済など多くの資格をもつ現役のアレルギー・小児科医師

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手足口病の症状・期間

口の中に口内炎ができます。痛みで食べることができないことも。

口の中に口内炎ができることで、痛みで食事ができなくなってしまう子どもも

手足口病(てあしくちびょう)は子供に多く見られる病気。名前の通り、手、足、口の中だけに、水を持った発疹(水疱)が見られるのが特徴です。主な症状は以下の通り。

  • 発熱
  • 食欲低下
  • 倦怠感
  • 口内痛

ウイルス感染から発症までの潜伏期間は3~5日。初期症状では口内に痛みを感じるだけですが、1~2日後には手足に発疹が出てきます。中に水が溜まった発疹なので水ぼうそうと勘違いする方も多いようですが、手足口病の場合はお腹や背中には発疹が出てこないので、簡単に区別することができます。ただし、乳児の場合はお尻にも発疹が出ることがあります。

見た目の症状として最初に現れるのは、口内の白い点々。その後、歯ぐき、舌、ノド、手の指の間、手のひら、手の甲、足の指の間、足の裏などに同様の点々ができ、水泡に発達していきます。

手足にはあまり痛みの症状は出ませんが、口内は痛みが出やすいのが特徴。物を食べる時にしみることが多いので、食欲が低下してしまう子どもも少なくありません。
 

手足口病の原因・感染力

手足口病は、主に「コクサッキーA16ウイルス」と「エンテロウイルス71」というウイルスが原因で起こります。このウイルスは保持者のツバなどからうつる飛沫感染と、便からうつる経口感染によって人から人に感染します。水疱から直接感染する場合もあります。

特に便による感染力は長く、2~4週間に渡ってウイルスが排出されるので、子どもの排便後は保護者も含めてしっかり手洗いをする必要があります。手洗いなどの基本的な予防がしっかりできていれば、集団感染予防のための隔離などは必要ありません。
 

手足口病の検査・診断

症状で診断します。ほとんどが発疹の範囲と特徴を見るだけで確定診断できますが、はっきりしない場合は血液検査を行います。血液検査の場合は2週間程度空けて2度採血を行い、原因となるウイルスに対する抗体が1度目より2度目の検査で上昇していた場合、手足口病だと確定診断します。過去にかかったかどうかを調べたい場合は、1度の血液検査で十分です。

便やノドを擦った綿棒などからウイルスを分離して確認する方法もありますが、時間と費用がかかるため現実的ではなく、現在では行われていません。

更新日:2010年02月23日

(公開日:2010年01月14日)

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