建築家の筒井紀博さんが、この家につけた「GAFU」には、「家族の彩り豊かな生活を描く真っ白なキャンバス(画布)のような家」という意味合いがこめられています。その名のとおり外壁も内部空間も白色が基調色になっています。また敷地のほぼ4分の1を外部空間とするプランニングで、室内に風と光を取り込んでいます。
白い壁と黒いルーバーと赤い車
写真をクリックすると次の写真に進みます
|
1. 白い外壁は骨材入り吹付仕上げ。
2. 玄関のアプローチはタイル、グレーの壁は骨材入り左官仕上げ。インターフォン付きの表札は奥様のデザイン。
3. 玄関ドアを開けるとアプローチのタイルが続く。
4. 廊下のような通路が寝室と子供部屋をつなぐ。廊下の奥に2階へ続く階段がある。
5. 中庭にはコハウチワカエデが植えられている。足元のタイルの手前と奥には白い玉砂利が蒔かれている。
6. 玄関ドアはアンティーク塗装した木材を貼付けている。ドアノブは高級感のあるアンティークのハンドル。 |
正方形と横長の細い窓の空いた白い壁と片流れの屋根、グレーの壁が奥の玄関へ伸びるガレージ、その上の黒い木製のルーバー。家の全体の印象はモノトーンですが、そこに真っ赤な車が色を添えています。奇しくも設計者の筒井さんと施主のTさんご夫妻は、“アルフィスタ”とよばれるアルファ・ロメオの愛好家でした。
◆建築家プロフィールと建築データ