働くときの空気環境についてシティ読者にアンケート!
[オフィス編]
- ● オフィスが高層階のため窓が開きません。空調もビル全体で一括管理されていて、どうにもできないのがツライ…(H.K)
- ● 今までオフィスで窓を開けての換気なんてしたことがありませんでしたが、するようになったところ、空気がよくなったと感じています(Y.M)
- ● 会議が白熱してくると部屋の空気がこもってきて、だんだん睡魔に襲われ思考停止に(E.H)
- ● 社内の会議室は後付けのため、専用の空調が整っておらず夏は暑くて冬は寒い。空気がこもっていると感じても手詰まり(W.S)
- ● エレベーターではなるべく息を止めています(M.Y)
[在宅時編]
- ● エアコンをつけているときの換気のタイミングが難しい(C.Y)
- ● 1日中家にいると、だんだん空気がこもる感じがします。窓を開けてみるけれど、暑さに負けてすぐ閉めてまたこもる…を繰り返している(A.N)
- ● 窓が1つしかないので、空気が入れ替わっているのか疑問(S.Y)
- ● 在宅勤務時、定期的に換気をするようにはしているけれど、その間は外の音がうるさくて仕事にならない(C.T)
※アンケートは9/1~7シティリビングWebで実施。有効回答数520
【考察】
これまであまり意識してこなかった“空気の質”。感染症対策としての換気の大切さから、気にかける人も増えたようです。在宅勤務を経たことでオフィスの空気環境のモヤモヤに気付いたり、在宅時は自由に換気をできるけれど意外と外音が気になったり、探り探りで空気の入れ換えに取り組んでいます。
“空気のデザイナー”が教える「働くときの空気はこうしたい!」
教えてくれたのは…丸山慎二郎さん
店舗やオフィス空間のデザイン・設計・施工などを行うROOM810(ハート)代表。空調設備会社の設計を経て創業。空気の専門家としてさまざまなメディアに出演
【A】空気は4つの要素で成り立っています。温度、湿度、洗浄度、対流度です。温度と湿度は体感できるものですが、洗浄度と対流度は換気によって決まります。室内の空気が悪いなと感じるときは、比較的空気がこもってたり、流れが止まっていたり、湿度が高かったりするときです。
【A】人間は平常時、1回の呼吸がペットボトル500ml分に相当するとされています。1日に2万回呼吸をするため、それだけの二酸化炭素を含んだ空気が漂っていると考えると、換気の必要性を実感できると思います。
空気中の二酸化炭素の濃度が上がるということは、空気が汚れていっているということ。
換気をすることで二酸化炭素の濃度が下がるので、換気をしないという選択肢はあり得ません。
【A】建築基準法で定められているため、実はオフィスビルにはしっかりとした空調整備が整っています。エアコンと換気扇というパターンと、全体空調のパターンがあります。フロアのどこにその空調があるかによるので一概には言えませんが、サーキュレーターなどを真上にぶつければ、必然的に空気は上がり、空気が回るようになって対流し、換気となります。注意したいのは、後付けでパーテーションで仕切られた会議室や古いビルなどです。ドアを開けるなども多少の対策にはなりますが、換気扇の導入など根本的な修繕の話になってしまいます。
【A】酸素濃度は脳と密接に関わっています。二酸化炭素の濃度が1,500ppm程度になると、脳の酸素が少なくなって眠たくなると一般的に言われています。あくびをしてる人の多いオフィスで計測すると二酸化炭素濃度が1,500~2,000ppm程度になっていることが多いです。それは換気が足りていないということ。その状態だと、効率が下がるのは明確です。建築基準法で定められた基準はあくまで法律の基準であって、仕事の効率とは別問題。「二酸化炭素濃度計」を部署ごとに設置してみてはどうでしょうか。外で計測すると約400ppmくらいで、オフィス内で1,000ppm程度だとまずまず。2,000ppmというオフィスもよくあります。空気の汚れを捉えるひとつの指標になります。
【A】対局にある窓を開けるのがベストです。窓が1つのお宅もあると思いますが、窓の横に換気口、吸気口があるはず。キッチンや水回りなど常時換気されているものにプラスして、そこを開けることで空気が回り始めます。ほこりがたまっているところは空気が止まっているところ。そこに空気清浄機を置くと空気が循環するので理想です。
【A】1時間に5分程度行えれば◎。空気は瞬間的に部屋の体積分をまるっと入れ替えられるものではないので、1回1分強を4回ほど、こまめに行うことが理想ですが、難しい場合は1時間に1回、5分程度は行うようにしましょう。
【A】空気は通常、上のほうが温かくて下のほうが寒いので、これからくる冬場のほうが耐えがたいかもしれません。サーキュレーターで空気をかき回して、上下の温度差をなくしてあげましょう。扇風機を壁にあてるとよいです。
【A】空気清浄機は、あるにこしたことはないアイテム。ただし、フィルター掃除をしないと意味がありません!キレイな空気を出さず、汚い空気を出し続けることになってしまいます。まず第一にやるべきは、換気をして掃除をすること。その上で空気清浄機を使うとより効果的です。
暑い・寒いは自分で調整できますが、空気の洗浄度やクオリティーが高いかどうかはなかなかわかりません。悪い空気がずっと室内に停滞していると、次はアレルギーなどの問題が発生します。実は空気の質は、美容や健康を左右する大切なこと。空気の質を上げるためには、やはり換気をすることが第一の対策となるのです。
QUALITY AIR FOR LIFE
24時間365日、世界中のあらゆる生活シーンで空気はあなたと共にあります。パナソニックが目指しているのは、空調技術と換気技術の融合により新鮮な空質を保ち、心と身体の健康につながる快適な生活、"Quality Air for Life"を世界中の人に享受してもらうことです。これまで培ってきた総合的な技術力で健やかな暮らしをお届けしていきます。
空気をかえるナノサイズの技術
- ● 電気を帯びた水、ナノサイズの「帯電微粒子水」とは
- 「帯電微粒子水生成技術」は、空気中の目に見えない水分を集めて高電圧を加え、ナノサイズの水粒子を生み出す技術です。この水粒子は電気を帯びているため「帯電微粒子水」と呼ばれます。
- ● 様々な物質に作用しやすいOHラジカル(高反応成分)
- OHラジカルは空気中の菌※1・アレルゲン※2に含まれる水素を抜きとるという性質をもっています。このOHラジカルの数が多ければ多いほど除菌効果※2が期待できます。
-
「帯電微粒子水」が
菌に届き… -
「OHラジカル」が
菌の水素を抜き取り… -
菌の水素を水に変形、
菌を抑制します
- ※1 約6畳の試験室内での4時間後の効果を検証済み(実使用空間での計測結果ではありません。)
【試験機関】(一財)北里環境科学センタ−
【試験方法】約6畳の試験室内で菌を浮遊させ空気中の菌数を測定
【除菌の方法】「帯電微粒子水」発生装置を運転 【対象】浮遊した1種類の菌
【試験結果】4時間で99%以上抑制(北生発24_0301_1号) - ※2 約6畳の試験室内での8時間後(花粉)、24時間後(ダニのフン・死がい)の効果を検証済み
(実使用空間での計測結果ではありません。)
【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター
【試験方法】約6畳の試験室内で布に付着させたアレルゲンをELISA法で測定
【抑制の方法】 「帯電微粒子水」発生装置を運転 【対象】付着したアレルゲン
【試験結果】〈花粉〉8時間で88%以上抑制(BAA33-130402-F01)〈ダニのフン・死がい〉24時間で60%以上抑制(BAA33-130304-F04)。 実際の効果は、季節・周囲環境(温度・湿度)、使用時間、個人によって異なります。「帯電微粒子水」・「高濃度帯電微粒子水」はウイルス等を抑制する機能はありますが、感染予防を保証するものではありません。
空気のこと、
みなさんはどう思いましたか?