確定申告はピンチ…ではなくチャンス! 長期的視野でビジネスを成長させよう

毎年、この季節になると気がかりなのが確定申告。いつもギリギリになって作業を始めている方はもちろん、日常的に帳簿をつけていても、面倒に思う方は多いことでしょう。でも、確定申告はビジネスを見直す絶好の機会なのだとか。一体、どういうことなのか、専門家に聞きました。

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お話をうかがった方

田中 卓也

All About『税金』ガイド:田中 卓也

田中卓也税理士事務所 代表。“正しい決算、正しい申告だけで満足ですか”という理念をかかげ、事業計画の作成・サポートを中心に据えた革新的な事務所経営を行う。分かりやすい解説が好評で、各種セミナーでの講演活動や講師、執筆活動にも注力。

手間をかけた分だけ報われれば、確定申告が楽しみになるかも!

繁雑な作業にうんざりしてしまう確定申告。でも、田中さんによると、ただ面倒な面ばかりではないのだそうです。

田中さん(以下敬称略)「納税のために行われる確定申告ですが、収入や経費など、経理面を見直す機会でもあります。この1年間で自分がどれだけがんばったかを確認できるので、“またこの季節が……”と思わず、前向きに行いたいですね」

特に青色申告は手間がかかる分、節税にも繋がるのでオススメなのだとか。

田中「たとえば、家族に仕事を手伝ってもらい、その給料を経費にできる“青色事業専従者給与”は青色申告ならでは。また、経営者の退職金制度である“小規模企業共済掛金”のように、月々の掛金が全額所得控除になる制度への加入もオススメです。これなら、いつまでにどれだけ資産をもちたいか、いつ引退したいかなど、長期的な戦略を立てるときにも役立ちますよ」

確定申告

1年の集大成が目に見える確定申告。年に1度のごほうびと考えれば、それほど厄介なものではなくなりそうですね。

確定申告をビジネス戦略に役立てる方法とは?

毎月、決められた収入がないフリーランスだからこそ、確実な経営戦略を立てることが重要。その場合も、確定申告で得た情報が活用できるそうです。

田中「青色申告時に提出する損益計算書と貸借対照表は、月々の固定費や利益率のチェックに役立つもの。そこから採算が取れるライン=損益分岐点売上を見極めれば、取り扱う商品や労力の単価がわかります。たとえば、月額家賃や専従者給与、その他経費がいくらになるから、商品をいくらに設定していくつ売るか、といった形ですね」

これで採算が取れなければ、家賃の安い物件にする、単価を上げるなど、さまざまな対策が必要となります。とはいえ、決算書の数字だけで損益分岐点を判断するのは、何だか難しそうな気も……。

田中「そう思うなら、税理士などに相談していただくのがよいでしょう。お金のプロなら、お金の流れを把握して損益分岐点を見極め、財政の見直しを図るのは得意分野。たとえば備品の購入タイミングなど、経費の使い方をはじめとした節税のアドバイスにも長けています。税理士への依頼は年に一度、確定申告の作業だけという方もいますが、せっかくならこうした面で活用していただきたいですね」

確定申告

昨今は、簡単な入力で申告書類が作成できる会計ソフトも多いので、できる作業は自分で行うのがオススメ。

帳簿類は原則プリントアウトして保存が義務

先ほど田中さんが触れた損益計算書をはじめ、青色申告にはさまざまな書類が必要です。煩雑な作業と提出期限に追われるあまり、提出した書類の数字が間違っていた……なんてことのないよう、最後まできちんと仕上げましょう。

田中「パソコンで作成する場合は、画面上だけでなく印刷したものでもチェックを。紙で見た方が間違いに気付きやすいのでオススメです」

また、このときは帳簿類の印刷もお忘れなく。現在の法律では、帳簿は個人の場合で原則7年間、法人の場合は原則9年間の保存期間が義務付けられています。もし、個人の場合で税務調査が入ったときに開示できないと、場合によっては青色申告を取り消されてしまうこともあるのだとか。

田中「電子帳簿としてデータで保存する方法もありますが、届け出が必要になります。保存するなら、やはり印刷しておくのが一番。また、帳簿の中でも総勘定元帳は枚数が多く、事業内容によっては150枚から200枚に及ぶこともあります。インク代や紙代など、印刷コストもそれなりにかかってしまうので、少しでも節約できるプリンターがあれば頼もしいですね」

帳簿類を印刷して保存するには>>

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