だるま まこと
ウイスキーファンをひとりでも増やすべく、情報発信中。
『ウイスキー1年目の教科書』佐々木太一著
『絵とマンガでわかる ウイスキー1年目の教科書』(KADOKAWA)という本が4月1日に刊行され、話題を呼んでいる。著者はサントリーのウイスキー伝道師、佐々木太一氏。イラストやマンガを織り込みながらウイスキーの基礎知識が優しくわかりやすく語られている。内容はかなり充実している。これだけの知識が備わったならば、ウイスキーを楽しむには十分といえる。
シングルモルト山崎・白州100周年記念蒸溜所ラベル
サントリーウイスキーは今年、2023年にウイスキーづくり100周年を迎えた。この4月から「シングルモルトウイスキー山崎」「同山崎12年」、また「シングルモルトウイスキー白州」「同白州12年」がサントリーウイスキー100周年記念蒸溜所ラベルに順じ切り替わる。今年はこの蒸溜所ラベルのボトルで日本の本格ウイスキーづくり100周年を祝おう。
山崎蒸溜所100周年4/名水が生むモルトウイスキー
前回記事で、山崎の地周辺をモルトウイスキーの樽貯蔵熟成に最適な湿潤で美しい水郷地帯と述べたが、山崎の魅力はもうひとつある。名水の地であることだ。蒸溜所近くの水無瀬神宮に湧く天然水は『離宮の水』として名水百選に選ばれている。また白州蒸溜所周辺の天然水もまた『白州・尾白川の水』として名水は百選に選ばれている。今回はモルトウイスキーづくりにおいての天然水の重要性について解説してみた。
山崎蒸溜所100周年3/湿潤で美しい水郷地帯
シリーズ第3回目。『伊勢物語』への憧憬が強かった後鳥羽上皇もまた山崎の地に離宮をつくり、雅な時間を過ごした。山崎で詠んだ“水郷春望”の歌は『古今和歌集』に収録されている。この歌は湿潤な気候風土を物語っているが、その環境はいまも変わらない。柔らかいミストが蒸溜所を包み込む情景がしばしば見られる。山崎蒸溜所はモルトウイスキーの貯蔵熟成に最適な環境にある。
山崎蒸溜所100周年2/桜の魂はウイスキーに宿る
山崎蒸溜所100周年第2回目。『伊勢物語』の時代から、山崎の地に貴人は集った。とくに桜の咲く季節には花を愛で、酒を飲み、歌を詠んだ。1000年以上のときを重ねても、山崎には桜がよく似合う。1960年に桜の魂をウイスキーに映しとった「ローヤル」が生まれ、2021年には「響BLOSSOM HARMONY」が生まれた。
山崎蒸溜所100周年1/貴人たちへの分け前
山崎蒸溜所100周年第1回目。山崎80周年の2003年、ISCでシングルモルト山崎12年が金賞を受賞した。そのときの香味評価に“ノーブル”というコメントがあった。これはおそらく山崎の歴史を彩った貴人たちの魂がモルト原酒に宿っているからに違いない。山崎の貯蔵庫のエンジェルズ・シェアは天使たちへの分け前ではなく、かつての貴人たちためであり、彼らがいまだに酒宴を繰り広げているからであろう。
山崎蒸溜所100周年・やまざき物語序章
今年、サントリー山崎蒸溜所は100周年を迎える。1923年、日本初の本格モルトウイスキー蒸溜所として建設に着手。この100年という年月の間に世界的に名高い蒸溜所となり、数々の名品を創出してきた。今回から100周年を祝い、記念記事として山崎の地の歴史風土、歴史的エピソード、蒸溜所の歩みについて語っていきたい。
トリスハイボール、ジムビームハイボールで缶パイ
前回「角ハイボール缶」記事で、これからの時代の乾杯は、ウイスキーのハイボール缶で缶パイの時代に突入するかもしれない、と述べた。今回は「トリスハイボール缶」と「ジムビームハイボール缶」をご紹介しよう。こちらも人気の高いハイボール缶だ。軽快、爽やかな味わいを特長としている。
乾杯は、圧倒的人気「角ハイボール缶」で缶パイの時代
年末年始の乾杯はもちろんのこと、これからの時代はウイスキーのハイボール缶で缶パイの時代に突入するかもしれない。何しろ手頃だし、とくに「角ハイボール缶」「角ハイボール<濃いめ>缶」、また期間限定品を含めたシリーズは「角瓶」という本格派ウイスキーの安心感、信頼感がある。ハイボール缶市場において、そのシェアはなんと50%を超える。
サントリーオールド、冬はホットウイスキーのススメ
洗練されたシェリー樽熟成モルトがキーとなっている甘美な味わいの「サントリーウイスキーオールド」。寒くなり、本格的な冬を迎えようとしているが、そのお湯割、ホットウイスキーを「オールド」で楽しみ、温まっていただきたい。かつて水で割っても崩れない高い品質から、水割文化の主役となった「オールド」のお湯割は最高に美味しい。そのお湯割比率もお伝えしよう。
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