ウイスキー＆バーガイド達磨 信

アンクルトリスとともに新しいトリスが登場した。＜エクストラ＞。ハイボールのために開発されたトリスだ。アンクルトリスのデビューから50年余り。半世紀を経てまた新しい時代をつくろう。

8月末、バランタインの第5代マスターブレンダー、サンディ・ヒスロップ氏が初来日した。4都市でバランタイン17年のセミナーが開催され、わたしは横浜でのセミナーに参加した。

ジャパニーズウイスキーを語る上で不可欠な「山崎ミズナラ」がついに製品化された。セクシーで抜群のプロポーションを誇っている。同時発売の「山崎シェリーカスク」と併せて紹介しよう。

さて2009年の日本でのシングルモルト販売数量が出そろったのでお伝えする。シングルモルトの数字は落ち着いてきている。よく飲まれるブランドも決ってきたようだ。でも別格はある。

銀座の名店『テンダー』上田和男氏の右腕だった新橋清氏が独立して、神楽坂に『サンルーカル・バー』を開業。オープンは6月24日。14時からカクテルを愉しめる、嬉しい店だ。

先日、角瓶の出荷調整の報道があったが、大騒ぎしてはいけない。飲めなくなる訳ではない。実は昨年よりも出荷量は多い。あまりの人気で、安定供給のために出荷を調整するということだ。数字の真実は本文で。

前回の入門編では単式蒸溜器を使ったモルトウイスキーの蒸溜について述べた。今回は連続式蒸溜機が生むグレーンウイスキーやアメリカのバーボンウイスキーについて語る。バーボンもハイボールが旨い。

もうすぐ父の日。皆さんに知っていただきたい物語がある。父と息子がふたりで創造したウイスキーの話だ。読まれてもし興味を抱かれたのなら、その気品ある香味を、是非とも試していただきたい。

飲み方、ウイスキーってなんだ、につづく入門篇第3弾。蒸溜とは、なんだか難しそうな原理じゃなかろうか、と思っていらっしゃる方、これを読めばそれほど難解なものじゃないってことがわかるはず。

少し前に飲み方の入門篇を書いたら、ウイスキーをよく飲まれている方からも興味を持たれた。で、今回はウイスキーってなんだろう、ってので、簡単にいえばどんな酒なのかを述べてみた。