麦やトウモロコシといった穀物を原料としてつくられ、樽で熟成させるウイスキー。その主流は5大ウイスキーと呼ばれるものです。 アイリッシュ、スコッチ、カナディアン、アメリカン、そしてジャパニーズ。これらが世界的に親しまれています。 ただひと口に5大ウイスキーといっても、それぞれの土地の風土に育まれた独特の個性があり、香味も異なります。またモルトウイスキー、ブレンデッドウイスキーといったタイプの違うウイスキーもあります。そのため情報も多岐にわたり、容易に語り尽くせるものではありません。 愉しみ方もさまざまにあります。飲み方、水との相性、グラス、ウイスキーに合う料理から、飲むだけでなく蒸溜所を訪ねたり、文学や映画のシーンで親しんだりと興味は尽きません。 このサイトはできるだけわかりやすくウイスキーの愉しみをお伝えしていくつもりです。ひとりでも多くのウイスキー・ファンが増えることを願って、情報を発信しつづけます。
山崎蒸溜所100周年17/次の100年に向けて朗報「山崎12年」ISC2024シュプリーム受賞
今年のISC2024(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2024)において「山崎12年」が全部部門の最高賞、頂点である「シュプリーム チャンピオン スピリット」を受賞した。次の山崎ウイスキーづくり100年の第一歩を踏み出した2024年にこころ踊る朗報となった。今回はハイボールブームがもたらしたもの、そしてウイスキーV字回復とともに誕生した「知多」「碧Ao」、そして未来へのウイスキーづくりの課題について語る。
山崎蒸溜所100周年16/新たな脚光を浴びたISC2003「山崎12年」金賞受賞
1980年代末に山崎蒸溜所の大改修がおこなわれ、1989年に新設備での製造がはじまる。「山崎」につづき、ブレンデッドの「響」、シングルモルト「白州」といったプレミアムウイスキーを登場させ、つくりや品質を語りブランド強化を図っていく。ミズナラ樽熟成モルトの香味が世界的に知られるようにもなる。そして山崎の大改修の成果が、ISC2003での「山崎12年」金賞受賞へとつながっていく。
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