車ガイド塚田 勝弘

アルファードは5月、スバル初の自社製ミニバンは6月に登場する見込み。前者は多くのユーザーを抱え、後者は待望のミニバンだけあって待ちこがれる向きも多いはず。コンセプトカーなどから想像できる新型への期待。

特別仕様車は、ミニバンでは電動両側スライドドアなどの通常は上級グレードかオプション扱いの装備が標準化され、魅力的なモデル。人気ミニバンのセレナ、エスティマ、デリカD:5の注目モデルを紹介しよう。

大型ミニバンのMPVがマイチェン。化粧直しという小手先の変更ではなく、足まわりやATにも手を入れてより上質な乗り心地になったのが大きなニュースだ。

フェイスリフト、ビッグマイナーチェンジを果たしたフォード・エスケープ。決して小さなサイズではないが取り回しがしやすく、荷室も広く効果的に使える。大きくなる一方のSUVにあって見逃せない実力派だ。

クロスポロに続く、クロスゴルフは、FFベースのモデルにSUVテイストを付加するのは同じ。500台限定ながらゴルフプラスの後継的役割を担う。年末にも日本導入が予定されるティグアンとはまた違った魅力を備える。

3列目席こそないが、2列目までの広さと荷室を含めたユーティリティ、そして両側スライドドアとミニ・ミニバンといえるスズキ・パレット。好敵手タントとの違いは？

昨年末にマイナーチェンジを果たしたセレナに試乗した。とくに一番人気のあるハイウェイスターは専用サスペンションを採用するなど、力の入った内容になっている。その乗り味はいかに？

3列目こそないが、驚くほど広大な室内、高い積載性はコンパクトカーを超え、5ナンバーのミニ・ミニバンもかくやというほどの居住性、ユーティリティを誇る。多人数乗車こそできないが、タントはミニミニバンだ。

3代目のフォレスターが登場。スバル車に対してはどうしても強いスポーティイメージを要求してしまうためか、やや物足りなさも感じた。しかし、居住や積載性など先代の泣き所は確実に克服している。

12月末にニッサン「セレナ」がマイナーチェンジを、スバル「フォレスター」が3代目新型フォレスターに、ゴルフにはSUVテイストの限定車「クロスゴルフ」が加わった。3月登録で欲しい注目の3台に注目した。