話題の本ガイド石井 千湖

4月に公開予定の「スラムドッグ$ミリオネア」（アカデミー8冠！）原作『ぼくと1ルピーの神様』と、2008年ブッカー賞受賞作『グローバリズム出づる処の殺人者より』をご紹介します。

人気作家の最新作は物語をめぐるファンタジー。“英雄”に魅入られて、同級生を殺傷してしまった兄。少女は、本の助けを借りて、消えた兄を探す。

銭のためならなんでもするズラ――。貧しさゆえにつらい幼少期を過ごし、罪を重ねながら成り上がっていく主人公の壮絶な生涯を描く『銭ゲバ』。ドラマ化され、再度注目されている名作漫画をご紹介します。

派遣切りなど、日本全体が労働問題で揺れた平成20年度下半期。ワーキングプアでワーカホリックの女性を主人公にした小説が、芥川賞を受賞しました。津村記久子『ポトスライムの舟』。受賞作の内容をご紹介します。

第140回直木賞受賞作は山本兼一『利休にたずねよ』と天童荒太『悼む人』の2作が受賞しました。その内容とは？

いよいよ今年も終わり。お正月の読書に、落語を題材にした一冊なんていかがですか？　赤穂浪士の話も出てきます。2008年の話題作、『赤めだか』をどうぞ。

今年は2回連続で芥川賞候補にノミネートし、『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞を受賞するなど大活躍だった津村記久子。その最新作『アレグリアとは仕事はできない』は働く大人必読の1冊だ！

トーハン調べ、2008年（集計期間＝2007年12月～2008年11月）ベストセラーランキングが発表されました。1位の本は……？

大掃除の季節です。ああ、来年こそはきれいな部屋で暮らしたい！　というあなたの背中を押してくれる本をご紹介します。

桜庭一樹『ファミリーポートレイト』、三浦しをん『光』、井上荒野『あなたの獣』。ほぼ同時期に上梓された直木賞受賞作家の新作をご紹介！