レディースファッションガイド宮田 理江

肩のラインを二の腕あたりまで下げて、デコルテから肩口にかけてを露出する「オフショルダー」がブームになってきました。伸びやかな着姿に仕上がるうえ、程々のセクシーや、リゾートライクな雰囲気も呼び込めるとあって、人気が加速。夏の新・定番として定着しそうな気配も出ています。お見事ルックを手がかりに、賢い着こなしのポイントをつかんでいきましょう。

夏に欠かせないTシャツ。おしゃれに着こなす人が増えて、さらに人気が定着してきました。今回は、Tシャツの中でも代表格の「白Tシャツ」にフィーチャー。白Tは爽やかなイメージやシンプルさ、ヌケ感などが受けています。今年らしいポジティブでプレイフルな着こなしのポイントは小技にあります。

初夏から盛り上がってくるのが、音楽フェスティバルを意識したおしゃれです。いわゆる「夏フェス」はもはや当日以外にもフェスルックを楽しむきっかけになってきました。普段では難しいインパクト大のおしゃれを取り込めるのも、非日常の空間であればこそ。今回は大奮発で28ルックもお見せします。ゴールデンウイークや夏休みの予習にも役立つ「フェスコーデ祭り」の幕開けです！

スカーフやバンダナの人気が復活しています。春夏はオフショルダーやボートネックのように首からデコルテの露出が多い服を着る機会も増えるので、このゾーンを上手に操る首巻きテクニックを賢く使いこなしたいもの。今回は、実践編としておしゃれコーディネート術を解説します。どれもきちんと計算された技ありルックで、盗みどころがいっぱい。

ファッション小物にもはやりすたりがありますが、2016年にブームを呼んでいるのは、久々の「スカーフ」。レトロ感を楽しむトレンドを追い風に華々しくリバイバル。ストールに比べて小ぶりでかさばらないので、アクセサリー感覚でまとえるのも、スカーフのよさ。首が定位置ですが、実はほかにもいろいろなポジションにあしらうことができるので、今回はたくさんのバリエーションを披露します。

きれい、カッコいい、新しいといった、これまでのおしゃれの価値づけに変化が起きています。「ダサい」「おトボけ」「古めかしい」など、従来の評価軸とは少しずれる感覚がモードの世界でプラスの意味に逆転。「ギーク（おたく）」や「タッキー（悪趣味）」というキーワードが浮上しています。「MUVEIL」の新作から大人っぽい「ハズし」の着こなし術をご紹介します。

世界のファッション界で「日本」がクローズアップされています。フランスのブランド「オランピア ル タン」は、2015年８月末にいったん休館となった「ホテルオークラ東京」の建築にインスピレーションを得た作品を発表。私たちがあまり意識しないままにしている日本のよさを、分かりやすい形でファッションとして表現しています。

2016年春夏ファッショントレンドのキーワード5は「ランジェリーエッセンス」です。本来は見せないはずのランジェリーの雰囲気を生かした新テイスト。ファッションのセオリーを裏切るようなスタイルです。ランジェリーならではのほんのりセクシーを拝借しつつ、軽やかにヘルシーにアレンジ。健康的なストリート気分を醸し出します。新トレンドを映し出す、ランウェイルックをNYコレクションから厳選してお披露目！

2016年春夏シーズンを盛り上げるファッショントレンドのキーワード1は「プレイフル＆タッキー」です。おしゃれを「遊ぶ」という感覚で着こなしを弾ませるアレンジが斬新。意外感の強いトリッキーな演出やtacky（＝悪趣味）、ださカワイイ、茶目っ気、いたずらっぽさなどが薬味となります。新トレンドを映し出す、ランウェイルックをNYコレクションから厳選してお披露目！

2016年春夏シーズンを盛り上げるファッショントレンドのキーワード2は「ハイパーフェミニン」です。女っぽさを濃いめに押し出す装いがカムバック。深いスリットや透ける素材感、大胆な肌見せが大人のセクシーを印象づけます。グリッター、ラッフル、マルチカラーなどもおしゃれをグラマラスに彩りそう。新トレンドを映し出す、ランウェイルックをNYコレクションから厳選してお披露目！