なかじま やすのり
慶応大学医学部卒業後、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。留学先でのカルチャーショックから、自身も精神的な辛さを感じたことを機に、現代人のメンタルヘルスの重要性を悟りました。精神病院の現場から、みなさまの毎日の心の健康管理にお役に立てるよう、メンタルヘルスに関する情報発信を行っていきます。
こんにちは、中嶋 泰憲です。突然ですが、あなたにとって、幸せな生活に必要なものは何でしょうか? 近年では、幸せの条件を聞かれたとき、「心の健康」をあげる人も多いようです。どんなに経済的・物質的に満ち足りていても、気持ちが冴えず、何もやる気がしないような沈んだ状態では、毎日の生活を楽しむことはできません。こうした状態が深刻で、かつ一定の期間持続してしまうと、心の病気の可能性が出てきます。心の病気は決して稀なものではありません。日常的な憂鬱な気持ちやイライラは、多くの人が経験しているでしょう。一方で心の病気は、体の病気と同じように正しくケアされるべきという認識が遅れ、今でも個人の性格や怠慢が疑われるなど、誤解を受けてしまうこともあります。近年では、「うつ病」「依存症」「ドメスティック・バイオレンス」などの精神医学的な言葉が、マスコミでもしばしば取り上げられるようになりました。心の病気の正しい知識が必要だということは、みなさまも十分、認識されていると思います。このサイトでは様々な情報が飛び交う心の病気について、正しい知識を解説していきたいと思います。
二次性徴を止めることも可能?トランスジェンダーとホルモン療法
【精神科医が解説】トランスジェンダーで性別違和がある場合、二次性徴による肉体的な変化は精神的にもつらいもので、不調を引き起こす原因にもなります。当事者へのインタビューを含め、ホルモン療法という選択肢についても解説します。
「社会の不寛容さ」が大きな壁に……LGBTQ+カミングアウトの課題
【精神科医が解説】性的マイノリティの方が自分らしい毎日を送るためには、周囲にそれをカミングアウトする必要があります。周りの目がその時期をかなり遅らせてしまう可能性があることをトランスジェンダーの方の実際のエピソードを通じて述べます。
その道のプロ・専門家約900人
起用ガイドが決まっていない方はこちら