
慶應義塾大学卒業後、形成外科、一般消化器外科、乳腺外科、頭頚部外科、整形外科の研修を経て、現在、横浜いずみ台病院勤務。総合診療に従事しております。 2013.8.25 読売新聞「からだの質問箱」で巻き爪について執筆しました。 215.3.10 公明新聞で「ロコモティブシンドローム」を執筆しました。
ばね指の症状・診断・治療
ばね指は成人、小児にみられる手の炎症疾患の一つ。症状としては腱に一致した部位の発赤、熱感、疼痛、腫脹。治療は安静、ステロイドの注射でほとんど軽快します。この治療で症状が消えない場合、腱鞘切開を行います。大人の場合外来で治療できます。小児の場合、入院が必要となります。
慢性骨髄炎の症状・診断・治療
慢性骨髄炎は急性骨髄炎の後に発症します。稀に急性骨髄炎と診断されることなく発症します。症状は患部の腫脹、浸出、皮膚の発赤などです。血行のない腐骨があるため、抗菌薬などの治療で軽快しても再発する可能性の高い病態です。原因としては、急性骨髄炎、外傷、人工物、結核、放射線治療などがあります。治療は腐骨を除去し、時として周辺の骨、皮膚などを切除する必要があります。
急性骨髄炎の症状・診断・治療
急性骨髄炎は上気道感染、外傷、皮膚の化膿病巣などから細菌が骨髄に移行し発症します。初期の症状は患部の激痛です。病巣が拡大すると骨から皮下組織、皮膚に炎症が波及し、皮膚の発赤などが生じより診断が易しくなります。治療は入院後に、局所の安静、患肢の固定、抗菌薬を投与します。この治療の反応がよくない場合、手術を施行します。術後の抗菌薬の投与もかかせません。
転移性骨腫瘍の症状・診断・治療
転移性骨腫瘍は骨に発生する悪性腫瘍のほとんどを占めます。中年以降の男性、女性に多くみられます。原因となる腫瘍として、肺癌、前立腺癌、腎癌、肝癌、乳癌、甲状腺癌などがあります。発生部位は脊椎に発生することが多く、骨盤、大腿骨、上腕骨、肋骨などに多くみられます。根本的な治療は難しい場合が多いため、疼痛除去が主たる治療となります。疼痛除去治療として、薬物、手術、放射線治療があります。
後縦靭帯骨化症の原因・症状・治療・リハビリ
後縦靭帯骨化症は首の痛み、胸部の痛み、上肢のしびれ、上肢の麻痺、上肢の筋力低下、下肢のしびれ、麻痺、筋力低下などの症状のため、仕事、日常生活に支障を生じます。症状、診断法、治療法について、解説します。
尺骨管症候群の症状・原因・治療・リハビリ
尺骨管症候群は小指、環指のしびれ、うずくような痛み、指先・手の筋力低下などの症状のため、仕事や日常生活に支障を生じる病気。症状、診断法、治療法、リハビリについて解説します。
手のしびれの症状から考えられる病気とは?
手のしびれは神経が圧迫される部位により病態が異なります。原因が上肢にあるものと頚部にあるものの2種類にわかれます。各疾患により治療法も異なりますが、重篤な麻痺、疼痛、運動障害などの症状がみられたら早期に整形外科を受診してください。
無毛症(むもうしょう)の診断・原因・治療
無毛症は、生まれつきないし生後すぐに発病する疾患です。原因は遺伝と考えられています。治療としてはかつら、刺青の二つがありますが、健康保険の適応がないのが欠点です。
骨肉腫の症状・診断・治療・予後
骨肉腫はすべての年齢に生じ、骨を産生する悪性腫瘍です。以前は予後不良の悪性腫瘍でしたが、手術前後に化学療法を施行することで5年生存率が50%以上となりました。めずらしい疾患のため、早期発見は難しい疾患の一つです。
上方肩関節唇損傷の症状・診断・原因・治療
上方肩関節唇損傷はスポーツ、外傷などで発生する肩関節の軟骨の損傷です。症状が日常生活に支障となる場合、内視鏡下関節唇修復術が必要となります。手術の後は長期間のリハビリが必要となります。
その道のプロ・専門家約900人
起用ガイドが決まっていない方はこちら